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他者との関わり方について

「他者との関係は人間が生きる上では不可欠だよな。
僕は他者に何を求めたらいいだろう?
どれだけを期待すればいいのだろうか?
人のことを言う前に自分のことをまず考えよう。
自分は節度を弁えているだろうか?
それをよく確認しよう。
できているならよし、できていないなら
きちんと省みよう。
節度を守っていられたと思えるなら問題はないはずだ。」
「そうだね。
節制は大事だね。
守れることやものがあってこその人間だよな。
こう言う僕自身も自分を振り返る必要があるがな。
守れるものがない人間なんて何の意味があるんだろうか?
人に求めるよりもまず自分が人間として恥ずかしくないかどうかそれをよく感じないと、
それを肝に銘じないとな。
それはどうすれば確認できるかな?」
「まあ適度に忙しい時間を捨てて
自分をゆっくりと観察する時間を持つことだね。
マインドフルネスってやつかな?
他者はともかく自分は何をしたか、どう振る舞ったか、それをよく分かってないとね。
自分が何をしたかも分からないでは
てんで話しにならないね。」
「そうだ。
そりゃそうだろ。
だけど当たり前のことじゃないか、
そうじゃないなら、記憶喪失と言っても言い過ぎではないぞ。
自分が何をしたか分からないではどう生きてきたかも、分からないじゃないか。
それって恥ずかしいことではないのかな?」
「普通はそうですよね。
でも自分はそのつもりでも
よく考えると自分がどう生きてこれたか
分からなくなりませんか?
自分がどうやって生きてきたのか、
自分が何のために何をしてきたのか
なんていい加減ですよ。
意外と考えてみると分からないものではないでしょうか。」
「ふむ。そうか。
私としては他者を不機嫌にしたり、不愉快にするようなことは謹むべき、あるいはやめるべき、
あるいはやらないのが当然だと思うが、
それを守れてないか守れているか
それは自分で分かることかな?」
「自分としては誰でも守れているつもりでいることが多いのではないですか?
大体が人間は自分の都合のいいように考えるらしいです。
自分が他者に不興を買っているとか
それは分からないとか認めないとか
それはそれで結構な話しじゃないですか?」
「つまり
そんなことはどうでもいいんだよね。
別に自慢じゃないし
自分が機嫌よくいられたら
それでいいんだ。
他者のことを気にしすぎるのは無駄なことだよ。」
「そうだね。
でも他者との関わりは必要だ。
自分が他者にどう思われているか
知りたいと思うのは仕方のないことじゃないか?」
「それが分かれば
それはそれで結構なことだと思う。
でも人間はいい加減だから
そんなことも考え出すとよく分からないなんてことはザラにあると思うよ。」
「ふーん。
では他者をどう思うべきだろうか?
声を掛けるとしたらどう声を掛けるべきだ?
そもそも声を掛けていい相手なのか?
掛けるべきでないこともよくあるのではないか?」
「他者に何を求めるかも
人それぞれだと思います。
当然の常識やマナーも人によって違うかもしれません。
だからよく分からないと言えば
よく分からないです。
私は他者に何を求めるべきでしょうか?」
「そうだな。
何を求めていいかの限度を決めればいいんじゃないか?
それを超えることは駄目だ。
ではそれを超えなければいいかと
言うとそれも駄目だ。
それは人に依存しすぎであったり
寄生していることになると
私は思う。
だから他者を意識すること自体が無意味なことではないかと
私としては思うことになる。」
「では他者に何かを求めること自体が間違いですか?」
「かもしれないね。
何かを求めてもいいはずだが、
相手だってそれに応える義務はない。
つまり自由であるはずだ。
だから強制はできないし
そもそもその他者に私は用があったのだろうか、
それすら何かおかしなことな気がする。
やはり人間というのはいい加減だ。」
「感情の揺れがあって
節度が分からなくなるのでしょうか?」
「そうだ、
とは言えるはずだ。
このくらいのことでも思いのままにはならないのだよ。
つまり人間に分かることなんてたかが知れている。
しかしだ、
しかし自分が不機嫌であることを
他者に気取られているようではまだまだ半人前だね。
そう言えるだろ?」
「そうは言えると思います。
他者に自分の感情を悟られているのが
いいことだとは私は思えません。
それがよいことだと思えることは私にはないです。
つまり私としては他者に分かられても仕方のないことばかりだと言わざるを得ないです。
必要がないのです。
意味がありません。」
「ですよね。
他者に求めるべきことはつまりありません。
無くてもいいのですね。」
「とすると
どうなりますか?」
「そうだね、
まあ元々他人に期待するなと言うことか?
当たり前のことに帰着しただけの気がするが。」
「堂々巡りですか?
でも他者がいる、
そこにいるということは何かの意味があると思います。
私はその他者を利用したい訳でしょうか?
もしかしたらそうかもしれません。
しかしそうは言えません。
私としては他者を利用したいとは、
言えません。」
「つまり何だ?」
「つまり私が分かっていなかったのですね。」
「それはそれでいいでしょう。
人間はそんなものです。
普通のことじゃないですか。
状況なんてすぐ変わりますよ。
あまり気にすることでもありません。」
「だから
また状況は変わっていくものですね。
今はどんな状態ですか?」
「何だか
どうでも良くなってきたよ。
考えるのももういいやって感じだね。」
「考えることは無駄でしたか?
そうでもありませんでしたか?
それは私にはどちらでもいいです。
人間とはこんなものでしょうか。」
「また疲れてきた。
これもこれくらいにしておこう。
まあメモだからね。
こう想定できるという、
それだけのことだから。」
「ですね。
この辺でやめておきましょう。」

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