【初級者向け】波紋の上手な写し方
こんにちは。自称フォトグラファーのてっぺーです。2つ目のnoteです。
何を偉そうに、と言った具合ですが、ハウツー的な記事をば。
人に教えるほど上手でも蓄積があるわけでもないですが、撮ったものに対する質問の中で、説明できるものに答えるくらいはしていいかなと思いました。いわば小手先テク集です。気が向いたらこういう記事もまとめて行こうかと思います。
今日は、波紋てどうしたら綺麗に撮れるの?という質問にお答えしますね。
・場所と機材
上の写真は昨年の2月に草津で撮ったものです。が、場所はどこでもいいんです。こないだは豊島区で素敵な波紋を撮りました。なんなら部屋で撮っても構いません。そう考えるとコスパのいい被写体ですね。
水が入ってるのが器の場合、底が明るすぎるとコントラストが下がりますから、暗く落ち込む材質がいいでしょう。こんな石桶なんかは最高ですね。
レンズはキットレンズで十分です。ただし焦点距離は換算で50mm以上、できれば85mm以上の方が波をより大きく写せます。でもまあ広角でも撮れます。(テキトー)
なんにでも言えることですが、どう撮りたいか、どう撮れるのかを、手持ちの機材と相談してよくイメージして臨んでください。これは写真を学ぶ中で通して言えることです。
・条件設定
晴れてた方がいいの?曇りの方がいいの?場合によります。が、基本曇りの方が向いています。
何もない広いところで石桶みたいなものを撮るときは、曇りの方がいいでしょうね。晴れていると空が青いため、コントラストを構成する、反射の白い部分が無くなってしまいます。この辺はライティングを勉強するとイメージしやすいです。気が向いたらライティングも勉強しましょう。楽しいですよ。
また、反射の白でコントラストを作るわけですから、基本的には逆光気味にしてください。これもどう写したいかで調節します。
ちなみに上二点の写真の例ですと、曇りの日でしたが、右側がお蕎麦屋さんの白い壁で、その白を反射しています。左側は比較的黒い木と瓦でできたお店が並んでいました。この二つに挟まれて、このコントラストが生まれています。
・カメラの設定
場合によります。こんなんばっか。笑
一つ言えるのは、SSは意外とゆっくりの方がとろみがでますね。止めようとすると色気がないんです。ゆっくりすぎると波が消えちゃいそうですね。その前に背景がブレるか。
具体的に何分の何秒がいいとかは覚えてないです。焦点距離とか、波紋や光の質で変わってくるからです。よく観察して、繰り返し撮ってください。
絞り?うん、適当に美しくしといて。笑
・作品ごとの解説
広い池なんかだと、一つの波紋がきれいに広がっていきます。最初の作品の石桶なら、乱反射してもっとカオティックな模様になります。
曇りが向いていると言いましたが、こちらは晴れた日の井戸です。光が水中の水苔や白い石を照らして美しかったので、撮りました。だいぶ彩度をあげているのもあって、青空の色が乗ってきて幻想的になっています。臨機応変に環境を取り入れましょう。
ちなみにこの波紋はしずくが落ちたものではなく、底からガスが上がってきてできたものです。
こちらは大きなサイズで見てほしいところ。
夕方の逆光ですのでそこそこSSは早くなっていますが、細かい波を表すには早いSSで止めるのが良いでしょう。
・まとめ
記事は以上です。はっきりコツとして書いてることは、「SSは意外と遅めがいいよ」くらいでしょうか。あまりガチガチに設定などは書いていません。今回一番大事だと思っているコツはSSの話で、あとは一般的な写真の技術になってきますので、決めてしまうと環境の違いに対応できないからです。みなさんの為になりますように。
・次回予告
次回の記事では、こういった波紋を「家の環境で作ってみよう」というのをやってみようと思います。理屈さえわかれば、あとは広さと道具が揃えば家でもできるはずなんです。お楽しみに!
次回記事↓
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