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好きと上達

前にも書きましたが、10代の頃にMR.BIGを知り(だいぶ後、HeyManからですが)初めて買ったベースはビリーシーンモデル。YAMAHA ATTITUDEの一番安いモデルを友達から購入しました。色はソニックブルー

そのベースをどうしたのか全く記憶になく。。今あればそのベースでMR.BIGを弾きたかった!

今までにアップしたのはBURN,Addicted To That Rush,Colorado Bulldogの3作品。

練習していたのは20年とか前なので、もちろん忘れているはずですが基本的に歌えたり、頭にフレーズが鳴るので思い出すのも早いわけです。ちょっと聞けばすぐに理解できるというか。

今の時代はいわゆる耳コピーというものに関してはとても便利な時代になりました。簡単にスピードを落とせるし、一番は映像が沢山あることで、どう言ったポジションで弾いているのか、どういう弾き方なのかが判明しやすいという利点が。

逆に考えると、昔は音源を耳だけで聞いてどのポジションで弾いているのか、どの弦を押さえているか、音も一つ一つ確実に取ろうとしていたので "聴く"という回数は半端なかったと思います。

リチャードボナがインタビューでJacoの1st Albumのレコードを初めて聞いた時に衝撃を受け、ターンテーブルから外すことなく全曲をコピーしたと。

あのアルバムは、人によっては擦り切れるまで聞いたので何枚も購入したなど。。CD世代の僕には擦り切れるという感覚はないですが、CDは繰り返しよく聞きました。一つのアルバムが大事だったし、その頃好きだった物は今でも好きです。

今回20年ぶりくらいに真面目に演奏してみて思ったのは

"好き”ということの重要さや"憧れ”、後は"若いときの一生懸命さ "

ビリーシーンになりたくてストラップの長さを一緒くらいにし、構え方をガラスに写して研究したり、演奏にはあまり関係ない部分までこだわってました。

今はストリーミングが主流でアルバムというよりは単品で曲を聞いたり、好きなプレイリストを作ったりと。とても手軽に音楽を安価で色々聴ける時代になりました。それはそれでももちろん良いことですし、自分も色々聞けて嬉しいです。

ただ振り返ると、不便であったり苦労したことの方が、ためになったり、身になってたりしてるのかなと。練習の面で。

苦労は買ってでもせよ

という言葉がある様に、若い時ほどこそチャレンジして欲しいです。自分もまだまだなのでその気持ちです。

フレーズやテクニック的なことを、You Tubeを見てサラッとコピーして弾ければマスター!だともったいないので、コピーしたフレーズの意味であったり、何故そのコードでこの音使い?や、このニュアンスは誰の影響なのか?この人のバックグラウンドは誰なのか?などなど、そのコピーしたものから掘り下げて行ってやっと意味合いがあると思います。

と、勝手に中堅くらいになった初老のオジサンが書き記してみました(笑

今年から大学での若手の育成に携わるので教えるといった部分も意識して活動していきます。

昨日のYou Tubeライブ配信もかなり沢山の質問に答えていきました。そちらもアーカイブ残していますので、ゆるい感じですが興味ある方は是非!


皆さんが楽しめる様な物、有意義な物を制作していきたいと思っています。