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コミュニティは一方通行ではない

コミュニティは色々と混同されていたりして、

それぞれのコミュニティ論みたいなのがあって、

マーケティングなどの手法に寄ったものだったり、

SNSに特化したものや、ファンに特化したもの、

情報伝達に特化したものなど、

ひっちゃかめっちゃかだったりします。

で、それぞれコミュニティを語るときには、

その人の「コミュニティとは」という定義が必要になる

という不思議な状況を招いていますが、

これも多面的とか多様性ということなのかもしれません。

わかりづらくなるので、

もっとも一般的に語られる本筋の「コミュニティ」の定義をしてみると、


 「地域、テーマに関わらず、人的に双方向に関わり合う団体」


こんなところかと思います。

そうなると、我が日本唐揚協会はコミュニティと呼べるのか?

結果的にはコミュニティになってはいますが、

最初からコミュニティを作ろう

と思って作っていなかったので、

始まりや根幹は巨大なファン団体であると言えます。

ファン団体とコミュニティの違いですが、

ファン団体は「好き」がそれぞれ個人の中にあり、

一方的に「好き」で、その対象に向かって一直線です。

アイドルのファンクラブなんかはこんな感じですよね。

自分の好きなアイドルがいて、そのファンクラブに加入する。

家でそのアイドルのグッズを愛でて楽しんでたりする。

で、何かのきっかけでライブに参加してみたりして、

場合によっては、同じアイドル好き同士が意気投合。

友達になったその同志の友達とも友達になっていく。

そうして、

いちファンだった個人でかつファン団体の一員だったメンバーが、

「人的に双方向に関わり合う」様になり、

コミュニティになっていく。

これの唐揚げバージョンが、日本唐揚協会です。

ライブの代わりに謝肉祭とかイベントだったりします。


余談ですが、

実際、えらい学者さん達が定義していったコミュニティというものは、

こんな表で表現できるものでした。

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やすひさが普段、

地域コミュニティとテーマコミュニティと呼んでいるものは、

正確には地域コミュニティもテーマコミュニティに含まれます。

地域や好きといったものを総称してテーマと呼んでいます。

でも、全然通じないので(汗)

好きコミュニティをテーマコミュニティの代表として、

地域とテーマを並列して書くことが多いですが、

実際に言っている事は、

テーマ(地域・好き)コミュニティだと思ってください。


話がそれましたが、

コミュニティは一方通行では無いという事です。

団体の中で相互に繋がりあっていくのは理想の一つだと思っています。

コミュニティの中でも共通目的を有する団体

それが協会(アソシエーション)であるという事は

実際に運営していて感じますが、

とても奇跡的で、とにかく嬉しくなる感覚があります。

自分の好きなもので次々と繋がっていく感覚、

特に話したことないけど、同じ気持ちだって思えるグルーヴ感

同じ空間にいたというだけで、

一緒に何かを成した様な高揚感。

緩やかなのに双方向にお互いがそう思っているこの感じは、

意図せず生まれて来ることが多いし、

誰かの意図の中から生まれたとしても、

そこにも意図を越えた嬉しい奇跡的な何かが漂っています。

いつか、あなたにもこの感覚を味わってもらいたいと思っています。





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