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日本のバレーボールを変えるのは「アンダーカテゴリ」が鍵

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日本のバレーボールが世界の中で再び輝くとき。代表チームがメダルを獲る、国内リーグが世界レベルをけん引する。そうなるためには、トップカテゴリの育成強化任せではなく、最も重要なのは小…
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#ゲーム

イン・システムがあるからアウト・オブ・システムがある(当たり前)

(写真FIVB) 情報の共有は重要であるバレーボールは、複数人で構成するチームで行うスポーツです。ですから、チーム内でのディシプリン(規律)やガイドライン(指針)といった、メンバーの共通理解や自己組織化を図られるような仕組みが必要になってきます。 自チームのプレー、そして対戦相手のプレー、それぞれ予測がしにくい不確実な(ある程度は限定できるが)状況が続き、試合展開や局面の推移も複雑多岐にわたります。プレーや場面、ゲームの展開は、事後の完全再現が困難なものが多いです。 そうい

ゲームライクドリルは魔法のドリルではない

オープンスキルの重要性から単なる流行になっていないか? バレーボールの練習に置いて、ネットを挟んだラリー攻防を取り入れた「ゲームライク」の練習の必要性を提案してきました。  なぜかというと、旧来の日本のバレーボールの指導観は、選手個人のフォームや姿勢といった「形」や「型」づくりに時間をかけ過ぎて、バレーボールのゲームで養うべきたくさんのゲームセンス要素を育てることができていないからです。  そして、実際に初心者からの指導で、「型はめ指導」に終始することから脱却し、ネットの上空