プロバスケ選手の家事と育児と #3(最終話) 一日の終わりは明日の始まり
練習から帰ってくるのが大体いつも16:30〜17:00頃で
家に帰ると同じように大体いつも娘は妻に抱かれて眠っている。
私はリュックを背負ったままリビングのドアをそっと開け、中の様子を確認する。
娘が寝ていることを確認したらまたそっとドアを閉め、
そそくさに手を洗い、服を着替え、リュックの中の練習着を取り出し、家族全員分の洗濯を回したら、またリビングに戻って妻から寝ている娘をもらう。
家に着いて抱っこし始めるまで、実に5分。
私と代わった妻は晩御飯の時間に間に合わせるため、そこからおかずを温め盛り付ける。
夕寝をしているということはお昼寝の時間に何かしらの原因で起きてしまい充分に睡眠時間が取れなかったことを意味する。
そして、この夕寝でも睡眠時間を確保してあげなければ夜の本眠りまでの間、娘はすこぶる機嫌が悪くなる。
だから何としても娘に気持ちよく寝て欲しい。
そのため私はご飯ができるまで立ったまま抱っこで娘を揺らす。
ソファでテレビを見ている息子が多少、音を立ててもいいように部屋の隅っこで娘を揺らす。
17:30、
妻の「ご飯できたよー」の声が席に着く合図。
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