見出し画像

かわいいキノコになるために

日本の会社に送る契約書に名前を書いていたら、はんこが必要なことに気が付いた。

はんこはどこだ……!

昨年の帰省時はとにかく忙しかったため、日本の書類関係をどこに置いたのかわからない。旅行用のカバンを開けたら、保険やらはんこやら大事なものがそのままになっていた。ともかく見つかってほっとする。


先週はずっと雨だったので、周りのスペイン人も私もなんだかしょんぼりしていた。
昨日からまた晴れているので、元気である。
単純だ。


それから、髪をまた切ってしまった。

この間の工作ばさみでの散髪で懲りたはずなのに、
いったん切り始めるとどんどん短くしたくなるものなのかもしれない。

その昔、バービー人形を親にもらったのに、まったく興味のなかった私は
今からかっこいい髪型にする! と言って、バービー人形のロングヘアをスポーツ刈りまで短くしてしまいひどく怒られたものだ。

だから自分の髪を切るときも容赦なかったのかもしれないが、
今回ばかりは失敗だ。
スポーツ刈りにはならなかったが、中学生の頃以来の短さになった。
工作ばさみは切れ味もよく扱いやすかったが、
仕上がりはキノコのかさをかぶっているようにしか見えない。

半日ほど機嫌が悪かったが、まぁ誰に会うわけでもあるまいと開き直った。

面白いことに、周りの男性からの評価は悪くなく、女性からの評価はとても低かった。

マリアさんなどは

「かわいいキノコになるために!」

といろいろなスタイリングの動画を送ってくれた。

ありがとうマリアさん。

残念なことに、どれも高度な技術が必要とされるので、私にはできない。

しばらくかわいくないキノコで過ごすことが決まりそうだ。

夫にいたっては
「まぁ、もともと僕の方がかわいいですから」
などという始末で、私の機嫌が直るわけがない。


キノコといえば、週に一度自然食品店で購入する椎茸を楽しみにしている。
先日は栗も買ってみた。
さて何を作ろうかな。

以上、雨続きだった田舎町でのあまり内容のない振り返りだった。

そして、これを書いていたら
マドリードに住む友人からメッセージが来た。

「こないだ送ってくれた本、とっても面白くて日本語の勉強にもなる! 本当にありがとう!」

あぁこないだ送った小説のことか、と思ったら
友人が送ってきた画像には大泉さんのエッセイ本が写っていた。

私は大泉洋という人が大変好きであるが、日本語を勉強している外国人にプレゼントする本として、一番に持ってくるものではないような気がする。大泉さんごめんなさい。そして、私はプレゼントしていないのだ。でも、友人が大泉さんのぼやきを日本語で理解しているのだとしたら、それはそれで大成功だと思うので、プレゼントした人はとてもいいことをしたと思う。よかった。

さて、日光浴だ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?