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フランスから防寒の神様

今朝、外へ出たら、アンダルシア人たちがポン・デ・ライオンになっていた。

コートやダウンジャケットのフード部分を頭にかぶると、もれなくポン・デ・ライオンのようにみえる。ファーや数センチおきに丸い飾りがついているフードの人がたまたま多かったのかもしれない。そういえば、ロシアでもみんなポン・デ・ライオンだったが、あれは寒さの次元がまた違う。


昨日からめちゃくちゃ寒い。
この「寒い」の前には、「アンダルシアにしては」がつくけれども。今朝は4度からスタートし、昼間は14度まで上がったからだ。


これで寒いとは何を言ってるんだと皆さまから怒られそうである。

それでも、アンダルシアにしては寒い。
今年は特に寒い。
そして、家の中にいると凍えそうだ。

こちらの家の造りで、40度ぐらいになる夏でも家の中は結構涼しい。しかし、冬は部屋が全然あたたまらない。完全に夏仕様なのだろう。友人夫婦は家の中でコートを着ていたが、その気持ちが昨日あたりから少しわかりはじめている。室内でも外にいるのと変わらないように感じるからだ。

今の私は上は4枚の重ね着で、下は靴下2枚、レッグウォーマー2枚、レギンス1枚、パンツ2着の上にスカートを重ね履きしており、雪だるまのようになっている。配達のお兄さんが来るときは、玄関まで走りながら10秒ぐらいの間にスカートまたはパンツのいずれかを脱がなくてはならない。1回1回が必死の真剣勝負である。必死といえば、遠い昔に「必死のパッチ」という表現を聞いたことがあった。あれもまた昭和の言葉だろうか。それとも単に関西なんだろうか。ポン・デ・ライオンも必死のパッチも、令和でも健在でありますように。パッチってなんだろう。

寝る前には、エアコンで事前準備をし、布団に入るときには湯たんぽのお世話になる。寝具はイギリスからあたたかいものを取り寄せた。しかし、それでも肩のあたりが冷えるのか、1時間ほどすると寒くて目が覚める。

寝るときだけでもどうにかならないものかと考えたところ、夫があるものを見つけた。


ふとんかんそうきー!
(ドラえもんのポケットからアイテムが出てくるときの声でお読みください)


先日、日本の友人2人から布団乾燥機の素晴らしさについて聞いた。
そんな素晴らしいものはこっちでは手に入らないぞと思っていたら、あったのだ。正確には、スペインではなくて、フランスに。
アイリスオーヤマという会社の工場がフランスにあるらしく、なんと、スペインにも配達してくれるという。

これは買うしかない。

しかも、セールで安くなっていた。

これは買うしかない。

というわけで、防寒の神様の到着を今か今かと楽しみに待っている私である。




今日はこれからまた気温が下がるようだが、あと2、3日もすれば、私には強い味方が現れる。アンダルシアの冬よ、そちらが本気なら、こちらも本気を出していこうではないか。

ところで、昼間の寒さ対策が完全ではない。

先ほども書いたが、「靴下2枚、レッグウォーマー2枚、レギンス1枚、パンツ2着の上にスカートを重ね履き」はおかしい。スリッパももこもこのものを履いているが、足の指が冷えてくる。日本の家ではそこまで寒く感じたことはないのだが、何かよい方法はあるだろうか。

これまでいろんなルームシューズやスリッパを試したが、これならあったかい!、寒くない!というものにはまだ出会えていない。

そこで、いつも私のしょうもない質問につきあってくださる心優しい皆さまにお伺いしたい。


冬、何履いていますか。


日本は10年に1度の大寒波到来のこと。日本そして海外にお住まいの皆さま、どうかあたたかくしてお過ごしください。

防寒!

追申:昨日のもやもやnoteに対して、あたたかいメッセージやスキをくださった皆さま。こんな日もあらーな!を唱え、皆さまのおかげで復活しました。ありがとうございます。

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