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貧しさとは

私は、お金に対してあまり執着がない。もちろん、最低限の生活にお金は必要ではあるし、自分もお金が一切なかったら生きていけない。ただ、きっと最低限の生活と呼ぶには、あまりにも贅沢をしているなとも思う。

みんなは、この暮らしを手放すことを恐れているんだと思う。大きい画面で映画を観るために、高価な食材でディナーを彩るために、絢爛なアクセサリーで自分好みに自身を飾るために、必死に稼いでいる。
地球の全員がその生活をしたら、きっと一瞬で世界はエネルギーと資源不足に陥る。皆が高級車に乗って、皆がエアコンをつけて、皆がパソコンを使えば、きっと。

そんな人がよく言うのは、"みんなが幸せになれる世界を目指して"。絶対に嫌なくせに。テクノロジーに頼らない生活に戻るのなんて、絶対に御免なくせに。

そういう人がいることは仕方ないと思う。ただ、そんな貪欲な、つまり、心が貧乏な人間がよく言う、
「お金はあっても困らない。」
この言葉は、人に押し付けるべきではないということ。必要以上に何かを持ちたがる貧乏な人間性を、人に押しはめてはいけないと思う。

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