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【駐在妻】はキラキラしているのか

「駐在妻」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

「夫の会社のお金で海外行けて羨ましい」
「海外で専業主婦だから優雅に過ごしてそう」

などキラキラしてるイメージを持たれる方も多いかもしれません。

実際私がアメリカへ引っ越すことが決まってから多くの友人に

「羨ましい」

とよく言われました。

本心かお世辞かわからないですがきっと「羨ましい」というイメージが少なからず世間にはあるのでしょう。

確かに夫の帯同で休職制度を使える会社やリモートでの仕事を続けられるなど
自分自身が社会とつながりながら住む場所だけ変わる
とうような状況の駐在妻であれば100%夫の駐在地を楽しめることもあるかもしれません

が、

言葉が通じない、文化も常識も食事も違う知り合いもいない新たな土地で

今まで勤めていた会社を辞め
知らない土地で一から生活を立て直す
家事と子育てに追われ時間ばかりが経って年をとっていく

先の見えない不安と闘いながら
そんな中でも新しい生活に適応しようと必死にもがいてるのです。

私だけでなくほとんどの駐在妻は大なり小なりそんな感情を持っているのではないでしょうか。

こっちへ来てから知り合った永住の日本の方にも

「いい家に住んでるね」
とか
「習い事高いのによく通わせてるね」
とか

(夫の会社のお金でなんでもできていいね)

なんて心のトゲが聞こえるようなことを言われることがあります。

そう言われても
私もいい歳のおばちゃんなので表面上は

「そうですね」

と言って流してますが

心の中では

「来たくてきたんちゃうわー!家も内見もせずに全然好みじゃないとこ住んでるんやー!習い事も子供が早く新生活になれるように無理してお金出してるんやー!」

と叫んでいます。

住む場所や仕事習い事引越しの時期など自分の人生なのに自分で選べないストレスは経験したことがない人にはわからないのだと思います。

それぞれ置かれる立場が違うと見え方が違うことを理解しているから
知り合ったばかりの人にそんな愚痴は垂れ流しません。

Twitter(X)で愚痴って元の生活に戻っています。

こちらで出会った駐在妻のママ友からもそんな愚痴を聞いたことはありません。
確かに表面上はみんな生活を楽しんでいるように見えます。

でもきっと色々飲み込んで生活してるんだろうな。

「アメリカ駐在妻」
「ドバイ駐在妻」
「ドイツ在住妻」

キラキラのレッテルを貼られているかもしれませんが実際はそんなことないかもしれませんよ。


そんな中、古くからの友人は

「引越しばっかりで大変やな」

と言ってくれました。

彼女はずっと地元で暮らしていて転勤とは程遠く
転妻じゃないのに私が何も言わなくても私の苦労をわかってくれる人がいるなんて。貴重な友達です。

私自身も人に勝手なイメージでレッテルを貼らずに人の気持ちに寄り添えるような発言ができる人になりたいなと思っています。







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