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BS11『京都画報』常盤貴子さんの着姿がお楽しみ♡

先日、たくさんの夏帯を前にして「もっと、西陣織っぽいのは、ありますか」と口走りそうになった私……。はて(虎子)。西陣織って、なんだ?

正解が気になって、MXテレビ・BS11で放送中の『京都画報』で「西陣織のイマ」を取材した放送回を見返し、チェック。記事のタイトル写真は番組のYouTube動画。そして、番組ホームページはこちらです。

タイアップ先の産地問屋へ案内された常盤貴子さん。畳敷きの大広間に展示されたモダンデザインの帯に驚いて「西陣織というと、金糸を使ったり、銀糸を使ったりというイメージでしたが…」と話をふり、産地問屋「西陣 長谷川」の社長さんが「西陣は豪華絢爛な織物と言われますが、今は猫ちゃんもありますよ」と返している。

ちなみに、この産地問屋さんというのは「西陣」という地域の経営者といった印象。メーカーである「織元」の方の経営者はもっと、凝り性だったり、デザイナーらしい繊細な雰囲気を持っている。ファッションとは実に、違う。そして、手足を動かして帯を作る工程には「手機(てばた)」とか「手機職人」と呼ばれるひとがいて、織元は機械を使う「力織機(りきしょっき)」と製造工程を使い分けて、注文を出すそうだ。手機には無限の色彩の糸を使える贅沢があるだけでなく、人間の手の感覚のゆらぎが帯に奥行きを作るそうだ。

正式には「先染めの紋織物(もんおりもの)」が西陣織で、私が言語化できずにいた帯は「錦織り(にしきおり)」だった。

『京都画報』はレトロ喫茶店の紹介も充実だが、常盤貴子さんの着物と訪れる取材先の兼ね合いを見るのが、勉強になる。スタイリストは市井まゆさん。この動画の着物と帯は、西陣織ではないが、衣裳選びの場面。なかなかにおもしろい。

【冒頭の場面を見て、選んだ浴衣をあててみよう!】
①細かい絞り。パステル調
②グリーン地にピンクの花。絞りが大きめ
③紺地にグリーン系の花
④紺地の星空のような細かい柄
⑤紺地。湯のし前?
⑥地色が黒っぽい色

ちなみに、番組内では手旗に不可欠な道具「杼」の不足を案じていた。現役の職人さんをnoteの記事に発見。お名前は、長谷川淳一さんという方でした。今では「杼」の製作に3Dプリンターの活用が期待されているそう。そして、常盤貴子さんの選んだ浴衣は③でした。当たったかな?

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