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2時間で自転車に乗れるようになりました。子供が自転車に乗れるようになるためにストライダーはいらない。

僕の子供は今4才(女の子)なのですが、なかなか自転車に乗れず、先週末まで補助輪を付けていました。

補助輪を付けていても、ふにゃふにゃと雲の上で自転車をこいでいるように見え、安定感が全然ありませんでした。

そこで、先週土曜日に11時から14時までの3時間(途中公園で昼ご飯を食べたり、ちょうちょと捕まえたりしていたので、実質1~2時間程度)、近くの大きな公園で自転車の特訓をすることにしました。

結論から言うと、それまで補助輪付きでも不安定だったのに、
2時間に満たない練習で、補助輪なしでまっすぐに自転車がこげるようになりました!

すごく手前みそですが、、これはもう僕の教え方がうまいとしか言いようがないと思い、どのように全く自転車に乗れない子供が実質2時間かからず自転車に乗れるようになったのか書こうと思います。

もちろん、ただ闇雲にその時の状況に合わせて教えたのではなく、事前に自転車と人間の接点を見つめなおし、「バランスのとり方」を要素分解し、ロジカルに練習メニューを組み立てたので、汎用性はあるものだと思っています。

全5ステップです。

ステップ1:ペダル無しで歩く練習(自転車に慣れる)
ステップ2:ペダル無しで坂を下る練習(バランスとブレーキを知る)
ステップ3:ペダルを付けてこぐ練習(こぐことに慣れる)
ステップ4:こぎながら曲がる練習(曲がるための条件を知る)
ステップ5:支え無しでこぎだす練習(仕上げ。完全に一人で乗れる練習)


ステップ1 まずはペダルを外し、地面を足でこいで、バランスをとる練習をしよう!

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二本足で歩くことは当たり前にできるわけなので、全く自転車に乗れない子供でも、自転車に跨った状態で歩くことはできるはずです。

その際、ペダルが引っかかって邪魔になるので、ペダルは取ります。
(サイズ調整できるモンキーレンチがあると便利です)

この「ペダルを取る」ということが、とっても重要です。

自転車屋さんにはもともとペダルが付いていない「ストライダー」が、導入期の子供用に売られていますが、そんなものを買う必要は全くありません。(という自分は買ってすぐに飽きられて倉庫に突っ込んでいるのですが、、)

ストライダーはすぐに乗れない年齢がやってきます(ぼくの子供は体格的にというより、ストライダーに載っているのが子供みたいで恥ずかしいからいやだと言っていました。自分も子供のくせに…)。それより、小学生低学年くらいまで乗れそうな16インチくらいの自転車を最初から買った方がよいと思います。

ペダルを取ればいいんです。

ペダルを取った自転車に跨って、しばらく広い公園をぐるぐる歩かせます。

ある程度歩いて、「疲れた?」と聞いて、「ちょっと疲れた」と言ったら、「じゃぁ楽に乗れる方法を教えてあげよう」といって、次のステップに移行します。

ステップ2 緩やかな坂で「足を浮かせて」滑り降り、バランスをとる練習をしよう!

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これは「緩やかな坂」がないとできない練習なのですが、、もし近くになければ、安全な場所で、10mくらいの緩やかな坂を探してでもやるべきだと思います。

子供には、3点だけ伝えます
「下まで足をつく回数がゼロになったらペダルを付けてあげる」
「こけそうになったら、足をついてもいいから」
「早くなりすぎたらブレーキをしようね」

一度に色々伝えても、自転車に乗るのに必死になっている子供が覚えられないので、練習方法をステップ分けして、一度に伝える要点を2、3点くらいに絞り込むのは効果的です。

この練習は、緩やかな坂を結局20往復くらいしたと思います。

最初は「3回足ついた」「6回足ついた」「今2回だけだったよ!」という風に、足の着地回数にボラティリティがありましたが、みるみるコツをつかんで、最後は「ゼロ回を3回連続達成したら、ペダルを付けよう」と約束して、目標を達成しました。

この練習の良いところは、ペダルをこいでいない状態ですが、「足をつかずに、ハンドルでバランスをとる」ことが体にしみこむところです。

ステップ3 あとはこぐだけ!

上記の練習で、足を浮かせてバランスが取れるようになったら、あとはこぐだけです。

ここでやっとペダルを付けます。

そして、「こげそうならこいでみてね」と言って

ハンドルを支えてあげて並走しながら、
「手を放していい?」と聞き、よければ手を放します。

そしたら、1回目から自分でこいで行ってしまいました。

ステップ4  次の練習は「曲がる」練習

その翌日、ぼくの子供はいつも嫌がっていたのに、自分から「自転車の練習がしたいから来て」と言ってきました。

なので、ステップ4の「曲がる練習」をすることにしました。

曲がる練習で子供に伝えることは、
「自転車はこぎ続けないとこけるよ」
ということだけでした。

これも、3,4回練習すると曲がれるようになり、最高の笑顔をもらいました。

僕は子供が自転車をこいでいるとき、「こぎ続けないとこける」という自転車操業の倒産事例を調べていた時のことを思い出していました。

ステップ5  最後に「支え無し」でこぎ始められる練習をする

これはまだやっていないのですが、子供には、

・こぎはじめの「ペダルの開始位置」(右足)
・2こぎ目の足は素早く動かす(左足)

の2点を伝えていこうと思います。


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