新作ネーム・改（32P→40P）・全部具になるという気づき

ネームを8ページ増やして、40ページにしました。目安と言われた40ページ台に何とか乗せましたが、これ以上は出来れば書きたくないので、恐らくもう増やすことはないと思います。

改善点としては、

・主人公のキャラがわからない→「わかった」が口癖のキャラに変更、名前を「心田解」に変更
・主人公が活躍してない→分析力を武器に活躍させる
・ヒロインのキャラの深堀りができてない→ヒロインの過去を追加
・ヒロインが主人公によって変わったところがない→主人公によって変化させる
・憎悪の感情の理由がわからない→理由を追加

といったところになります。

修正前のネームも、自分が人生経験で得てしまった嫌なものを込めたつもりですが、家庭内のゴタゴタだけはトラウマなのでどうしても触れたくなく、いくら何でも書きたくないと思っていました。

しかし、別に親に見せるわけでもなし、ここ最近で清水の舞台から飛び降りる思いでいろいろ曝け出したので、いっそ吹っ切れてみようと思い、自分のトラウマをヒロインのエピソードに組み込みました。自分が生きづらいのは恐らくこのトラウマが原因です。できればあまり読み返したくないです。

自分の生臭いものを具にするというのは、本当に恥ずかしくて嫌なものです。こんなことはやりたくないです。でも、これをやったことで、飛躍的にストーリーの深みが出たと思います。

自分は正直すぎるとか、人間の心理を抉るとか言われたこともありますが、それを自分の武器にして書いたつもりです。

キャラクターを深掘りしろと言われても、どうすればいいかわからないと思いますが、そういう時は、自分の人生のエピソードをそのまま組み込むと、嫌でもリアリティが出てつじつまが合うのでお勧めです。

自分の中の格好悪いものも、すべて具になるんだという気づきでした。

持ち込みで編集者さんが「主人公とヒロインのキャラクターを深堀りすれば自ずと40ページ台になる」と仰っていましたが、本当にその通りでした。位置関係がわかりにくいなど、気になるところはあるので、恐らく多少修正するとは思いますが、先述の通り、1ページでも減らせるものは減らしたいので、40ページで出来れば収めたいです。

40ページだとコミティアに間に合わせるのはちょっと難しいかも知れません。でも、自分はネーム→完成原稿・仮→完成原稿・完全という独自の手順で描いており、完成原稿・仮の段階まではできれば持っていきたいと思います。もう5ページ描けているので、残り35ページです。頑張ります。