見出し画像

つわりがなかった話

私が妊娠した時期、同じ部署に妊婦が4人いたのですが、妊娠初期の頃みんなつわりに苦しんでいました。
一度にあまり食べられないからゼリー飲料をちびちび飲みながら働いたり、「凍らせると食べられる!」と言ってあらゆるものを凍らせたり。
しんどくなると仮眠室で横になって休んだり、トイレで戻したり。
どうしてもダメなときは仕事を休む日もしばしばありました。

なので自分の妊娠がわかったとき、いずれ来るであろうつわりに恐れ慄き、つわり中でもイケると噂のゼリー飲料や栄養補助食品的なものを買い溜めして職場に置いておいたりしたのですが…

いつまでたってもつわりが来ない。

むしろいつもより食欲増してません?
よく「ご飯の炊けるにおいが無理になる」と聞くのでドキドキしていたけど、全く問題ないまま新米シーズンに突入。ふるさと納税返礼品で届いた新米コシヒカリを土鍋で炊いて、もりもり食べていました。

つわりのメカニズムって一体どうなってんだ??と調べてみても、
「血中hCG濃度が関係しているようだが、詳しいことはわかっていない」
ということしかわからず。
つわりのメカニズムがよくわからないということは、つわりがない理由もよくわからず。
医療技術がこれだけ進歩した現代でもわからないとは…なんてミステリアスなんだ!
聞けば母もつわりがなかったらしく、遺伝体質とかだったりするんでしょうか。

そんなわけで「the妊婦」という症状がないので、本当に妊娠しているのか自分でも半信半疑で、仕事もいつも通り、しばらくは夜勤もしていました。
そんな中、妊娠10w頃に後輩のOJTのために救急車に乗ったら、ものすごく気持ち悪くなったことがありました。
つわりだったのか車酔いだったのかはよくわからないけれど、普段は救急車に乗っても何ともなかったので
「あぁもう自分は救急車に乗れない身体になってしまったんだ」
とさみしい気持ちになったと同時に、自分が本当に妊婦になったんだと実感する出来事になりました。

結局つわりらしいつわりは来ないまま安定期に入り、今に至っています。
毎日おいしくごはんを食べ、順調に体重増加中。
旦那さんには「私はかなり稀なタイプで、普通はもっとしんどいものなんだよ」と言って聞かせています。

後期つわりもないといいなぁ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?