見出し画像

税理士試験法人税法の勉強時間

約1年ぶりの投稿になってしまいました。
今年は所得税法を受験しましたが、それについては時間があれば書きたいと思います。
法人税法に関して、勉強時間はこれから学習を始める方にとっては気になる点のひとつかと思い(実際私も勉強開始前は色々と調べたりしました。)、参考程度にはなりますが、私の例を簡単にご紹介します。

先の記事(以下のリンク)に少しだけ書いたように私の勉強時間は約1,600時間でした。予備校などが発表している勉強時間は600時間+理論暗記時間とされていますが、それを大幅に超えるものとなりました(実際に勉強時間の上限をこの時間に設定したうえで勉強し受験した場合結果がどうなるかはやってみないとわかりませんが。)。今回は、この1,600時間の内訳について少しだけ書きたいと思います。

勉強時間の内訳

勉強時間は使用した教材や分野ごとにストップウォッチで測り、それをエクセルにその日の終わりに記録していました。時々ストップウォッチをスタートし忘れたりしたときは概算値でざっくり入力しましたので多少の誤差があリます。ランキング形式で7つだけリストアップします。

①理論マスター:480時間

最も時間を使ったのは理論マスターです。これはイコール理論暗記に使った時間です。
理論暗記は基本的に朝起きて朝食をとった後に30分から1時間程度やることにしていました。480時間のうちこの朝の時間が大体300〜350時間前後で、残りは電車でスマホで見たり歩きながら思い出したりした時間かと思います。

②大原 計算問題集2020②(個別問題編):97時間

2番目はフリマサイトで購入した大原の計算問題集2のうちの個別問題編でした。大原の計算問題集4冊のうちの1冊ですが、確か一番分厚かったやつです。流し読みして復習したのも含めて10回転していたようです。受験専念で短期間の勉強でならこれほど回転させる必要は全くないと思います。働きながらだと期間が長くなる分忘れてしまうため、忘れないようにするまたは思い出すための時間が追加で必要となりかなり不利になります。これがかなりクセモノで、実際に問題に取り組んでみないとどこを忘れているのか明確にできないため、以前解けた問題も再度やらないといけないということになり回転数が多くなった部分があります。法人税は分量が多いためその他科目よりその傾向が強いのではないかと思います。

③大原 答練:89時間

3番目はこちらもネットで調達した大原答練でした。計算は2度ほど解いて、2度解答解説で間違ったところに印と間違えた理由を書いたところを流し読みしたかと思います。理論は最初はしっかり書いて取り組みましたが、途中から書くのをやめました。これは問題がベタ書きの問題しかなく書いて解くことにあまり意味がなかったといいますか時間効率がすごく悪かったからです。ですので記憶の定着度合いを測るため程度の位置付けにしました。

④大原 計算問題集2020①(個別問題編):63時間

4番目は大原の計算問題集1の個別問題でした。これも2ほどでないものの厚さがあり回すのに気合いが必要でした。2と同様の方法で10回転しました。

⑤大原 理論問題集:63時間

④とほぼ同時間で5番目は大原の理論問題集でした。個別編と応用編があり、結構分厚いので苦労しますが、力の底上げにかなり有効だったかと思います。

⑥TAC 個別計算問題集(市販):61時間

次はTACの市販教材の個別計算問題集です。これもかなりの厚さがありメンタルが相当やられましたが流し読み含め7回転しました。過去問を見ると近年の法人税法の計算問題は個別問題が複数問出題される形式でしたので、個別計算問題集が重要と思い、市販教材も取り組むことにしました。この市販教材の効果のほどはビミョーなところですが、同じ分野の問題でも大原計算問題集と聞かれ方が違って答えられない問題も多々あったためその点は良かったのかなとは思います。ただ必須ではないと感じます。

⑦TAC 理論ドクター:58時間

市販の理論ドクターを購入しました。問題数が多いため質問の切り口を学んだりでき重宝しました。答えを手書きすることはせず、頭の中で柱上げをしてそれぞれの内容をブツブツ言ったり概要をイメージしたりしました。模範解答の中には、こんな量を時間中に書けるわけないというものもありますが、柱上げ練習には有効でした。

どの教材にどれだけ時間を割くかは人それぞれかと思いますので、今回ご紹介の所要時間がどの程度参考にしていただけるかわからないですが、これから勉強を開始される方にとって少しでも何らかの役に立ちましたら幸いです。


よろしければサポートのほどよろしくお願いします。