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いぬうた市の君だあれ?

「はーい!僕だよー!えっ?僕は誰だって?僕は僕だよ。僕で分からないかなあ。えっ?分からない?何だあ。ガッカリだなあ。じゃあ仕方ないから名乗ることにするね。ええと、僕の名前は、ええと、何だっけ?」
えーっ。そこの、そこの、いぬうた市のあなた。
あなた、ご自身の名前を忘れてしまったんですか?
「いやいや!そんな訳ないじゃん。ちょっと出てこないだけだよ」
それを忘れたって言うんですよ。
本当に忘れたんですか?
「いやー!忘れたといってもド忘れだよ。すぐに思い出すさ」
それはどうですかねえ。
「何か、きっかけがあったら、もう、すぐだよ。あっ、そうだ。何かヒントちょうだいよ。ヒントを」
ヒントですか?
では、最初の文字は、き、ですよ。
ちょっとヒントが優し過ぎましたかね。
これですぐに分かるでしょ?
「えっ!き!き!き!僕の名前って最初に、き、がつくんだっけ?何か全然ピンとこないなあ。き、き、か、そうね。き、き、き、あっ、分かった!今日だ!今日くんだ!ママが毎日毎日、今日というこの日をいつも楽しく幸せに過ごせられるようにって、つけてくれたんだった!」
ブー!違いますよ。
語感はちょっと似ていますけど。
違うにしてはずいぶんと、もっともらしい名前の由来を、
言いましたけど、それは違いますよ。
「えーっ?違うの?おっかしいなあ。じゃないとすると、何だっけ?何だっけ?」
と、こちらの方が思い出そうとがんばっているところに、
もうひとりのあの方がやって来ました。
あなたはこちらの方みたいに、
名前が分からないなんてことはないですよね?
「お名前?お名前が分からない?そんなことある訳ないじゃない。えーと、ミーの名前は、えーっ、何でしたっけねえ?」
マジですか。
あなたも名前を忘れてしまった?
では、大ヒントを差し上げます。
あなたたちのどちらかが、きゅん君で、
どちらかかが、ぐーちゃんですよ。
もうこれでお分かりでしょう。
はい!それではズバリ、おふたりお答え下さい!
「僕、ぐーです!僕は、ぐーだと思います!」
「となると、ミーはお残りの、きゅんね。なので、ミーは、きゅんということになりまーす」
ええと、おふたり、二択を外してしまいましたね。
男の子の僕の方はずいぶん自信ありそうでしたが、
不正解ですし、
女の子のミーの方は逆に消去法で間違えてしまいましたね。
ということで、逆ですよ。逆。
僕の方が、きゅん君ですし、
ミーの方が、ぐーちゃんですよ。
「ああ、そうだった!僕、きゅんだったー!僕、いぬうた市の、きゅん!どうぞよろしく。ごひいきにー!」
「となると、ミーは、ぐー!ミーは、ぐーでっす!ぐーざんすー!」
おふたり、きゅん君、ぐーちゃん、
ようやっく、解決したようですね。
と、今更の自己紹介でしたが、これからも、
いぬうた市の、きゅん君、ぐーちゃんを、
よろしくお願いしまーすでっす。

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