レメディーについて

ドイツ発祥の自然療法ホメオパシーついて昨日は説明をしました。その時に植物、鉱物等を希釈浸透したものをその症状が出ている人に与えると症状を出し切り自己治癒力が働きよくなると書きました。

こちらを少し説明します。ハーネマンは植物の薬効書を翻訳する仕事をしていました。その中に「キナの皮は苦いのでマラリアの症状に合う」と書かれていたのですが苦い植物はいろいろあるのになぜ”キナの皮”なのかと自分でとってみたのです。

そうするとマラリアの症状のように倦怠感や筋肉痛や下痢の症状のようになりました。そこで他の人にもとってもらいどのようになるのか実験をしたのです。そうするとハーネマンと同じようなマラリアの症状になる人と反対に元気になる人がいました。

何に違いがあるのかと調べると元気になった人はキナの皮を取る前に倦怠感があったのです。これをプルービングと言います。健康な人がとってでた症状はその症状を持っている人がとると症状が消え去ることに気づきました。

ホメオパシーのレメディーはこのようにプルービングにより出た症状を書き留めてマテリアメディカという薬効書を作りました。たくさんの種類のレメディーがありますが今出ている症状に特徴や基調があっているものをとることで症状がおさまります。

今日から12種類のレメディーを毎日1つずつ説明していきます。レメディーは何千種類とありますが家庭用に36から42種類のレメディーでできているホームキットというものがあります(販売している会社によって違います)急性の症状に合うものでご自身で調べて使うことができます。

家庭用のキットは砂糖玉にレメディーの情報をしみこませています。   最近では液体状になったレメディーもあります。こちらはどちらかというと慢性的な症状に合わせてホメオパスがクライアント様に出すことが多いです。

今回は家庭で特によく使う12種類を選んでみました。

1つ目です。

◆Acon(アコナイト/ヨウシュトリカブト)植物            トリカブトは皆さんもご存知だと思いますが猛毒の植物です。ヨーロッパの高山にある植物で、高山の性質と同じ特徴があります。山の気候は急激に変化します。このレメディーは「急激」というテーマがある。          もう一つの大きな特徴は「恐怖」。なので症状は急激に上がる高熱、突然の事故や怪我、突然におこる震災などによる恐怖、大きなショック。

このレメディーを使うときは

・死の恐怖。ショックを受けすぎて、「今すぐ、ここで死んでしまう!」という死の恐怖。                              ・不安やパニックになっている時、大きな災害で後にPTSDにならないためにもレメディーをとっておくと安心です。                            ・炎症の初期段階                           ・全ての症状の初期に使える。                     ・冷たい天候、体が冷えることにより症状が悪化する
・ぶるぶるっときて、風邪をひきそうな感じがあるなと思ったら。       ・恐怖から感情神経の緊張がある。                    ・心臓と静脈循環にもあう。動機がひどい時

人によって違いますが、よく使うのが風邪の初期に背中がぶるっとしたり、喉が少し変だという時に使うと風邪の症状が落ち着く。

☆彡 私が使ってよかったケース

ある幼稚園で七夕の会があり、上らないようにと滑り台にロープを張っていましたが小さな男の子が上り何かのはずみに滑り落ちてしまいました。暗くなっているのもあり唇が少し切れて血が出ていました。火が付くような大声で泣きだしました。保母さんがびっくりして救急箱を取りに行っている間レメディーをこそっと出して「砂糖玉だからと」お口に入れてあげたらものの数秒もたたない内に泣きんでしまいました。保母さんはお部屋に連れていき様子を見ていましたが半時間もすると元気に走り回っていました。           これには私もびっくりしました。レメディーは恐怖心を落ち着け出血もとめたのです。




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