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「安彦良和/機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」(角川武蔵野ミュージアム)

【内容】
展示内容は、安彦良和の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の漫画や表紙やポスターなどの原画の展示をしていました。
※安彦良和は、「機動戦士ガンダム」のキャラデザインや作画、「機動戦士ガンダム」をリブート(?)した「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の漫画化、映画の総監督したアニメーター、漫画家です。

【感想】
まあ、絵が達者な人だなあと…
アニメーター、それも特筆して上手くオールマイティーに絵の描ける人の描く漫画なので、本当に無駄な線がないし、動きのあるコマの繋がりが綺麗に動いて見える。
以前、この作者が漫画を描いているシーンを撮った映像を観たことがあるのですが…殆どアタリを付けずに、いきなりラインを引いてデッサンが狂っていないという、びっくりな描き方をしているのを思い出しながら観ていました。

もう74歳とかなり高齢なのに、絵が全然衰えていないのも凄いなと…
漫画界の巨匠的な人たちは、晩年の絵はかなり見てられないようなものを描いている人たちが散見されてりもしていますが…
この人はストーリー運びも上手くなっているし、漫画における感情表現なども上手くなっているように感じたり…

あと、原画を見ていて改めて思ってのが、元のアニメのテイストを全然壊さない状態で漫画化していたんだなあと…
あのアニメ観ていた時に感じたエモーションやスピード感をしっかり表現していると感じました。

【追記】
今回の展示はどうも下記の理由から開かれたようです。
①ガンダムの漫画の雑誌連載していた角川書店の作った美術館ということ。
②美術館のある所沢に安彦良和が住んでいたということ。
③今年の夏にファーストガンダムの放送回の1話「ククルスドアンの島」のリメイクを劇場公開する。




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