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『中山七里のミステリーの書き方』(ポッドキャスト)

【内容】
数々のミステリー小説を書いている中山七里によるミステリーの書き方を対談の形で語ったポッドキャスト。


【感想】
明快でわかりやすい、そしてロジック、そして話が聞き取りやすかったです。

兎に角具体的な話が多いいんしょうでした。
印象に残った話としては…

・作家として生き残るためには、少なくとも初めの何年かは作品を量産するべき。
・担当編集者の趣味趣向を探るために、雑談を長時間する。
・自分のやっている分野で、どこが空白であるかを考えて作品を書く。
・良作だけではなく、駄作をみる。良作は後から聴いてくるが、駄作は何をやってはいけないかが、すぐわかり、良い作品を書くために即効性がある。
・テーマに相応しい、ページ数がある。それを知るためには沢山読む必要がある。
・指示代名詞を極力減らす。
・視覚だけではなく、五感を駆使した文章にする。
・著者が苦労して工夫すると読者は読むのが楽になる。筆者が楽すると読む人間が、読む時辛くなる。
・物語の始めと終わりで、ストーリーや登場人物が変化していないと面白くない。

なんて感じでした。
聴いていて、まあ真似出来ないなあという話もあり…
例えば、1日平均25枚(±3枚)のペースで毎日書き続けとか、1日2時間しか寝ないとか、長編のプロットを3日で仕上げる(今まで没になったことがない)とか…
今までに読んだ本の内容は全て覚えているとか、文章は頭の中で出来ているので、常に一定のテンション、一定のペースで書き続けられるのだそうです。
その他にも興味深い話も多かったのですが、真似しようなんてことは思えない人物だと感じました。

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