「マンガ脚本概論」(さそうあきら作)
【内容】
漫画家である筆者が、自身の漫画創作の経験と大学で教えた経験を元にした漫画のストーリーテリングに関する漫画。
著者の自作漫画や過去の名作を紹介しながら、具体的な手法を読み解いていくといった内容です。
【感想】
とにかく読みやすいし、わかりやすい…
その上、要所要所にクスリと笑える要素が盛り込まれていました。
連載漫画の土俵で創作活動を続けていた経験やスキルを使って、漫画のストーリーテリングの手法を解説している。
自分の創作手法を開陳しつつ、面白い読み物にしてしまっているのは凄いなあと…
難しい脚本の本などに書いてある手法を自分の創作ではどう応用して作品化したのかを、そのまま漫画の形で提示していました。
基本的にこうした漫画を使った解説本は、途中活字が入った章などあることがよくあるパターンなのに、それがない状態でこの内容を伝え切っているのも、よくやり切っているなあと…
かなり分厚い本なのに、一気に読める一冊でした。
https://honto.jp/netstore/pd-book_31170867.html