「ロッキー・ザ・ファイナル」の感想

視聴環境:ネット配信

【内容】
伝説のボクシングチャンピオンのロッキー。
老齢になった彼は、再びプロボクサーと復帰するが、その対戦相手は現役ボクシングチャンピオンだった。
ボクシング映画の金字塔、ロッキーシリーズ完結編。

※ネタバレします。

【感想】
主役のロッキー役の明らかに老齢のシルベスタ・スタローンを観ていて、どうかなあと思って観ていましたが…
思った以上に良く出来ていました。
そこまで大きな映画にせず、疎遠になった息子との物語を軸にしたので、話としてはファミリーヒストリーとしてのロッキーとして描かれていて、良かったのかなあと思いました。

話としては、カンバックするロッキーが、成り行き上、エキシビションマッチとしてチャンピオンと戦い、ギリギリで負ける。
多分、当時作るなら、こんなプロットで映画作るしかないといった形で脚本作りから始めたのでしょうが…
まあ、そんな訳あるかといった突っ込みも当然あるわけで…
ボクシングの「フィールド・オブ・ドリームス」といったある種ファンタジー的な魅力や力強さを感じた映画で、個人的にはとえも熱いものを感じました。
公開当時、まだロッキー、続編作るの?
そんな感想しか持たず、映画としてわりとよく出来ているとの評判を聞きながらも、観ずにスルーしていましたが…
お前の中のロッキーはそれで良いと言っているのか?
なんてことをふと問いかけられたような気になる映画でした。
映画のエンドロールには、あのトレーニングで最後に駆け上がる階段に、一般の人々が駆け上がっていくシーンが映されていく。
もう、ロッキーは映画ということを離れて世界の人々の物語になったのだと…

https://movies.yahoo.co.jp/movie/326717/

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