『終末トレインどこへいく?』（アニメシリーズ　1〜4話）

視聴環境:U-NEXT

※ちょっとネタバレします。


【内容】
未来の通信回線7Gを開通させたことをきっかけに、世界のあり方が変わってしまう。
吾野に住む4人の女子高生は、西武池袋線に乗り池袋駅に向かう…

監督:水島努


【感想】
『ガールズ&パンツァー』や『SHIROBAKO』などのオリジナルアニメシリーズで有名な水島努監督作品ということもあり、観てみることに…

コンセプトとしては、『銀河鉄道999』的な世界観やリアリティーラインで、在来線である西武池袋線を絡めた作品として落とし込んだ作品でした。

詳しいことはわからないのですが…
秩父などを舞台としたアニメ作品の大ヒットなどや、沿線に沢山あるアニメスタジオがあったりするということなどから、西武鉄道は近年アニメコンテンツとのタイアップなども盛んだったりします。
そんなこともあって、今回の作品は、西武鉄道の中では一番知名度のある西武池袋線自体をテーマとしたコンテンツを作ろうということなのだろうと思います。

そんな背景も感じる作品なので、なかなか面白い作品にするのは難しいだろうなあと思っていたのですが…
これが予想に反して、面白く一気に4話くらいまで観てしまいました。
そこら辺は、流石に日本の女子高生が部活動で戦車戦を繰り広げるアニメ『ガールズ&パンツァー』や、アニメ業界を描いたアニメ『SHIROBAKO』などを成功させた監督だなあと…
無理や無茶を演出やキャラクターの魅力で押し切ってしまうというやり方。

こういう企画でも、上手くやれば面白い作品にしていけるのだなあと思ったりしました。
ただ吾野駅は全然わからない駅なので、もう少し手前側の飯能駅や所沢駅あたりから、駅に因んだエピソードなどが出てくると楽しめるかなと思ったりしています。
しかし、終着駅が池袋駅は知名度はなくはないとは思いますが、それまでの駅は超ローカルな駅ばかりなので、ここら辺はアニメを観るような世代にどこまで届くのかなあと思ったりもしました。

ちなみに西武秩父線なのに、秩父駅から出発じゃないんだなあとか…
国土や堤清二ネタは入れられないとしても、豊島園のなくなった豊島園駅の扱いはどうするのかなあとか、石神井公園駅はどんなネタで来るのかなあとか…
あと終着駅の池袋駅はどういった趣向でいくのかなあとか…

まあ、そもそも電車がどういった原理で動いたり、操作しているのかわかんないなあとか思いつつ、そこら辺はリアリティーラインとしてかなり低めに設定しているアニメなので、まあ良いかと観ていられたりもしました。

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