シンポジウム
美容系のシンポジウムに登壇し、学生達に熱弁を振るった。未来のエステティシャンやメイクアップアーティストが真っ直ぐな瞳で俺を見つめる
中には「インスタで拝見してました!」と、歓喜してくれた娘もいた。俺のシンポを楽しみにしていたなんて...
俺の出番は2番手だった。著名な教授が医療と美容の親和性について雄弁に語る。その後の出番は緊張したが、我ながら良い出来だった。およそ50名の麗しき乙女達が俺のシンポに食いつき、もっと教えて欲しい、もっとちょうだい、とねだっていた。
シンポジウムに参加するのは初めての経験で、しかも講師として登壇するなんて夢にも思わなかった。けして大きなシンポではないが、身に余る光栄に萎縮した。シンポが萎縮したんだ。
それでも主催者と美容学生達の期待に応えようと一念発起した。萎縮したシンポを発起したんだ。
今回のオファーはタマタマだったかも知れない。次回も呼ばれるように大金星を上げたかった。
後日、YouTubeにアップされたシンポジウムの動画を何度も視聴した。シンポを何度も擦ったんだ。各講師の持ち時間は20分だった。当日は緊張のせいか長く感じたが、振り返ってみると他の講師に比べ俺のシンポは短く感じた。それに内容も浅い。もっと奥まで学生達に捻じ込むべきだった。締め方もよろしくない。フィニッシュは気持ち良く終わらないと...。
もしまたオファーをいただけるなら、次はもっとしっかりやろう。いつでも起てるようにシンポを磨いておこう!
立派なシンポを見せつけてやりたいと思う。
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