[統語論・意味論]前提知識−木構造(1)
「統語論・意味論」は、
多くの人には馴染みがない用語。
平たくいうと、言語の文法のこと。
統語論とは、
句(phrase)などがどんな構造になっているか
を説明する分野。
と言われてもよくわからないので、
まず句の例をあげる。
「長い髪の黒い目の大きな少女」
これが、句。
「少女」
だけだと、単語(名詞)っぽいものなんだが、
この「少女」にいろいろくっついた形が
句。
さて、この
「長い髪の黒い目の大きな少女」という句を、
いきなりだが
DELPH-IN という解析器で
解析してみる。
"Grammar" としてJacy を選択し、
入力部分の空欄に
長い 髪 の 黒い 目 の 大きな 少女
と入力しよう。
切れ目をあらわすスペースも入れること。
すると、こんな構造があらわれる。
ゲゲッと思われるかもしれない。
これを木構造というのだが、
説明は次回から。
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