[統語論・意味論]前提知識−木構造(2)

こちらの続き。

そもそも木構造はどうやって眺めるのか。

「長い髪の黒い目の大きな少女」の
解析結果を再度あげる。

実はこの結果は誤り

正解はいくつかあって、
以下のようになる。

[解釈1]「黒い」のは「髪」、「大きな」のは「眼」

[解釈2]「黒い」のは「眼」、「大きな」のも「眼」

[解釈3]「黒い」のは「眼」、「大きな」のは「少女」

https://leadinge.co.jp/rd/2021/05/10/696/

解析結果を見ると
「大きな」のは「少女」、「長い」のも「少女」
という解釈になる。

木構造をどう眺めると
そう解釈ができるのかを
説明する。

まず、
「大きな」のは「少女」
の眺め方について。

木構造の下の部分で
「大きな」と「少女」が別々になってる
ところから始まり、
上の方で合体して「大きな少女」
に変化している。
というふうに、下から上に読む。

(現時点で "○○-rule" の意味はわからなくてよい。)

さて、これで眺め方は
わかったのだが、
「大きな」のは「少女」
と解釈できるためには、
またステップが必要。

実はこの木構造以外にも
まだ構造がある。

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