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私学の魅力(保護者編)

今回の記事は、書き方をかなり配慮して書かないといけないと思いながら書いています。

もちろん、どこの学校でも、一定数は保護者等から理不尽なクレームやお願いがあったりすることは事実は事実です。

そして、私学だから公立よりもいいのかと言われると、必ずしもそうではない場合もあったりするのもまた事実です。

私立だからこその高い要求というのも一定数ある場合ももちろんあります。

そういうものを踏まえた上で、かなり一般化しながら、できるだけマイルドな表現でこの記事を書いていきたいと思います。

前置きが長くなりましたが、そうはいうものの、公立ではなくて私立に子どもを通わせたいと思う保護者の方は、理不尽なお願いをする割合は相対的に低いのではないかと感じています。

もちろん、これはあくまでも私の周囲だけの話かもしれません。
(私もいくつもの私学を転々としてきましたが、転職の後半はコツもつかんできたので地域性や学力帯も踏まえて保護者の負担の少なさそうな学校を選んできたりもしていますので‥)

あくまでも一般論ですが、一定以上の金額を要求されるサービスに対しては、相応の客層が集まるというのはそこそこ言われる話だと思います。
(例えば、GotoTravelなどで宿泊費の補助が出るからこそ、高級旅館に日頃は宿泊出来ない客層が押し寄せたというような話はそこそこ記憶に新しいのではないかと思います‥)

さて、私学の話に移すと、ドラマ「二月の勝者」内の一節にも

合格のために必要なのは父親の「経済力」そして母親の「狂気
親はスポンサー。子どもは金脈です。
中学受験は「課金ゲーム」

https://www.ntv.co.jp/2gatsu/

という表現がありました。

現状、公立の小学校で学習した内容だけで中学受験を突破するのはほとんど非現実的です。

実際問題として、公立中学相当の内容も(特に理社などは)ある程度必要になってきますし、中学受験特有の思考回路を身につけるため、情報を収集するためにも塾の存在は小さくありません。

以上のように、そもそも、中学受験をするご家庭というのは一定レベル以上の経済力があるように思われます。

もちろん、首都圏の過熱気味にも思える中学受験の状況は、日本全国に普遍的なものではないと思います。(また、過熱する中学受験は、日本全体の教育を考えた時に、二極化の加速など別の観点での問題もあると個人的には感じています。)

もちろん、ギリギリの経済状況の中で塾代を捻出し、やっとの思いで合格を勝ち取ったからこそ、私学に対する期待の大きさ故に想いが爆発してしまうこともあったりします。

ただ、一定以上の経済力もあり、一定以上の学力や学歴もある保護者が集まり私学の教育の必要性もある程度理解しているからこそ、こちらの想定外の大きなトラブルは起きにくいのではないかとも感じる側面はあります。

子どもたちはもちろん、保護者同士も一定の近い空気感のコミュニティが形成されていきます。

これは、高校が入試を経て、層状に区分けされたところからスタートに立つのと似たような感じでしょうか。

これが少し早いとはいえ、中学の段階からスタートするわけです。(もちろん、中学受験なので親に言われていやいや勉強をしてきた子どももいるわけなんですが。)

良し悪しは別として、一定レベル以上の背景(経済力だったり学歴だったり様々ですが)をもつ保護者があつまることが多いので、私学での勤務はこの点そこそこやりやすいのではないかと感じます。

この傾向は、上位校であればあるほど強いのでは、とも感じています。

もちろん例外はありますし、それ以外に大変なことは私学だからこそあったりもします。

様々な要素を天秤にかけながら、本当に自分が働きやすい環境はなにかを考えてみてくださいね。

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