採用情報は一段落

今日は日本私学教育研究所の採用情報のページが更新されていました。

しかし、首都圏エリアの教員採用情報の更新はありませんでした。

ということで、あらかた出尽くした感はありますね。

もっとも、前回紹介した時は、一気にドバッと出た感じもありましたし、何よりも緊急の募集案件が多かったですよね。

一応、今日で全国の緊急事態宣言は解除されたので、ある程度は採用活動もやりやすくはなってきているのでしょうか。

実際問題として、緊急事態宣言が出ていた間は、大学も立ち入り禁止の対応をとっていたところも多かったと思います。

なので成績書類などの提出を後日でよい、または求めない私立学校もありましたね。

特に、上でも触れていますが緊急の募集情報を出している学校に多かったですね。

気になったのですが、果たして大学の成績と教員としての能力にどの程度相関関係があるのでしょうか。

もちろん、学校のレベルにもよるのでしょうけれど、必ずしも東大を卒業した先生が優秀とは限りません。

昔、自分が勤務していた私学で、東大卒の先生が、1年生の担任をもってという配置になっていたのですが、1年で潰れてしまい辞めてしまいました。

もちろん、学校の体質や制度もあるので、合う合わないは絶対にあります。

その学校も、どちらかというと大量採用をしがちな学校だったので、わからないでもないかな、という感じです。

大学名も、もちろん大切な場面はあります。

そして、大学の成績ももちろん大切な場面はあります。

しかし、一番大切なのは、教員として全うできるかということのような気もしています。

大学名が大切なのは、高校受験の時までには少なくとも苦労しているのがわかるから。

これは高校生目線で、高校の内容を指導できるかどうかがわかる。

また、受験指導とか志望校選びなんかの相談の乗り方としても、担任としての力としても学校側は知りたいはず。

大学での成績は、特に上位校で見られていると思う。

どうしても、高校課程の内容を教えようと思うと、やはり1つ上の大学レベルの知識が要求されることは往々にしてある。

もちろん、日々の授業を大学レベルの知識を取り入れながらやってしまうと生徒側も混乱する。

高校生としての大原則があった時に、それでも説明しきれない内容をうまく整理して伝えるためにどうしても必要なところだけ、大学の知識も触れながら説明していく。

あるいは、高校の内容だけではものたりない生徒に対して、面白い話を提供できるか、という能力も見られている。

これらの観点で大学の成績も大切は大切。

これらのベースにあるのが、教員として全うできるかどうか。

さて、緊急事態宣言が全国レベルで解除されたことにより、ある程度大学も再開を目指した動きになっていくだろう。

成績証明書も踏まえた書類審査も徐々に始まっていくだろう。

どのようにして魅力的な履歴書にして働きたいと思える学校での採用を手にするのか。

大学生の時から勝負は始まっていますよね。

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