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平塚学園高等学校の求人情報から読み取れるもの

さて、最近はいくつもの学校から求人情報の更新があって、いろんな学校の求人情報を見ていくと、なかなか面白いというか、個性が出ているな、と改めて感じてしまったので、ちょっと記事にしておこうかと思います。

いくつか気になる表現が。

1.本校教員を第一志望とする方

生徒の側に立つと、高校入試の専願入試という感じでしょうか。

大学入試の推薦入試と言ってもいいのかもしれません。

応募すれば採用される可能性は高いのでしょうか?

面接の時に「本校が第一志望ですか?」とか聞かれるのでしょうか。

あまりみかけない表現だけに、面白いですね(ということにしておきます)。

2.求められる英語の能力について

求められている英語の能力が「英検準1級以上」または「TOEIC800点以上」に相当する英語力のある方、または最難関大学の受験を指導できる方とある。

この表現、特に後半部分の表現から、合格実績を上げたいタイプの高校だということがわかる。

ちなみに、良いとか悪いとかは別にして、聖光学院の英語の教員に求められるのは「英検1級」「TOEFL100以上」「IELTS7.0以上」となっている。
200501聖光学院の教員募集情報を読み解く
https://note.com/tenshoku_no_oni/n/n227cde6b8eba

これはなかなかハードの条件であり、平塚学園高等学校が求めている英語の能力以上のものでさる。

もっとも、平塚学園高等学校が求めている英語の能力も決して低いものではないというのはわかると思う。

たいていの学生が就職活動をする時にTOEICを受験するのだろうが、良くても600くらい、上位大学で700後半といったところが標準ではないだろうか。

もっとも、何回か練習したり、対策をしたりすることによってスコアを上げることはできるのだが。

(ちなみに私の一番調子が良かったときにTOEICのスコアは870とか)

もちろん、より実用性の高い指標であるTOEFLではない、ましてや聞いたこともないIELTSでもないというのはかなりありがたい仕様。

中の上、ほどほどのところを狙ってきているというのが伺える。

3.専任教諭の場合はインターンシップあり

この表現はなかなかみない。

常勤講師や非常勤講師での採用となった場合には、特にこのインターンシップはないのだが、基本的に退職まで一生働くことになるであろう専任教諭の場合に、インターンシップ制度を設けている。

しっかりと若手を育成しようという学校の方針だろうか。

私学は働き方をなかなか教えてくれない、ということがあるので、ある意味ではこの制度はありがたいものなのかもしれない。

ベテランというか中堅以降のある程度「学校」というものを知っている人からすると、ちょっとありがた迷惑な制度になってしまうのかもしれないけれども。

まぁ、いずれにしても、求人情報の中にいくつか面白い表現がある学校だな、という印象を持ちました。

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