見出し画像

POMMUNE (Poesy×DOMMUNE)

POMMUNE(ポミューン)」とは、
私がDOMMUNE(ドミューン)に初潜入
以降(2014年8月~)、
DOMMUNE 視聴時に自らツイートした、
過去の詩的なツイートをサンプリングし、
一つの詩にまとめあげたものです
(各センテンスは当時のまま)。

POMMUNE  Part1

お風呂に浸かる前に、
しばらくテクノに浸かる

この浮遊感と沈滞感

まるで哀愁と郷愁のワルツ

漆黒の闇夜に音の光

ラッパーの叫びは
この地の哀しみを慰めているのか

電子の雷(いかづち)轟き、
時空が引き裂かれる

止めどない音と溢れ出す言葉が
手を取り合い、歓喜に舞い上がる

音で人を操る、
静かなマッドサイエンティスト

ここまでくると、
もはや銀河系ヒーリング、
踊らせながら人を癒す、近未来の巫女

ヴァーチャルリアリティの水平線で、
意識と意識がシンクロする瞬間瞬間

この音像が脳裏に、
キューブリックの映像を
浮かび上がらせる

妖艶に、
深い穴へと嵌め込まれてゆくよう

女性ボーカルが
「さようなら」を告げるようで
少し寂しくなる終盤

白く光るキレイな指先が、
やわらかく擦り奏でる音の塊

隣で妻は深い眠りの中、
夫は一人深い音の中

秋の夜長に
リビングをクロールしたくなる音

脳内の銀河が膨張し攪拌する

甘美な時間が終わりに近づいていることの
寂しさを感じながら首を振る

昇天して泣け、そして踊れ!!

ジワジワと確実に侵食されてゆく…
今日はまだ月曜の夜

音は止んだ…
記憶の中の残響音を手繰り寄せながら、
今しばらく、あの余韻に浸っていたい

(2019年2月)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?