農業の行く先

皆さま、こんにちは。
こちら、北東北でも30℃を越す暑い日が天気予報に並ぶようになりました。熱中症は25℃以下でもかかる事があると聞きます。

実際、当地でも例えば30℃の晴天の日よりも、23℃の曇天の日が汗を多くかき、身体がベトベトになって気分が悪くなるというような経験を数日前にしました。

その大きな違いは湿度でした。
湿度は植物にとっても、適度な保湿を保つ場合と病害を顕在化させる大きな要因となる事があるので、梅雨時期にはいつも以上に作物の葉茎の状態に目を光らせる必要があります。余談は許せません。

さて、ここ最近、Twitterをこれまで以上に大いに活用し、インアウト両方で利用する機会が多くなりました。

そこで筆者の狭い範囲で見聞きする事の多い内容の主なもの下記になります。

・農薬、除草剤

・農業のあり方(経営)

・農政(補助金や助成など)

これは筆者が高い関心を持っているからこころに残っている面もあるかと思いますが、これらについて今後しばらくnoteでも取り上げていきたいと思います。
まもなく繁忙期、どこまで貫徹できるか自信が無いところもありますが、、、。

さて、今回は中でも農業経営に関する小さな例からなんとなく綴ってみたいと思います。脳内の見取り図通りの結論に至るかわかりません。

農業経営の中でも消費者の方と1番近い点ポイントが直売です。直売には大小さまざまな形態があります。
大きいものは産直ECなどネット販売かもし知れません。
筆者はそうした産直ECが大きくなる前に個人で産直サイトを作ろうとし、1人で全てを賄うにはあまりに労力が足りすぎて頓挫した経験を持っています。
今のような電子決済の簡便な仕組みもなく、通信販売で生鮮食品を買う事に多くの消費者が戸惑っていたという認識です。
もちろん、出品者も戸惑う事ばかりで、利用者の多くの方が「手に取って見えない」からこそ、さまざまな要望を寄せて下さいました。それに個別に応えるために畑と仕分け場を何度も往復したり、お断りしたり、大きさのバラツキをご容赦頂いたり。
これらの経験も折を見て綴って行きたいと思いますが、今回は別の内容がメインですので、細かい詳細は省かせて頂きます。

次に実際の直売所があります。
JAや道の駅、個人の方が開いた産直センター、まさに大小様々です。
だからこそ別の土地を旅行などで訪れると同じ農業者として、直売所巡りをすることは1つの楽しみという事に留まらず、勉強にもなる一石二鳥な経験となるのです。

最後に個人売買という形の販売です。
近所の畑を周り、生産者と直接交渉して(値切りではなく「品質低くて構わないから安く売って欲しい」という類のもの)、色々な青果を調達するような「強者」もいるようです。

筆者の圃場にも毎シーズン、何人かの方がお越しになり、1つの楽しみだったりします。
繁忙期にはつれなく対応してしまうことも当然ありますが、基本的には嫌な顔をしないようにしています。

さて、ここでTwitterに戻りますが、この農業経営の区分になんとなく脳内でまとめた事柄に、ここで挙げる「品質低くて構わないから安く売って欲しい」というものがあります。

これについては賛否両論、もといほとんどが否定的な意見だと思います。
正規品を買うべき、規格外を買おうとするのは良客ではない。生産者に失礼というものまであります。

筆者は農協や公設市場などに系統出荷するほか、直売所に出荷もしていますが、直売所では主にハジキ、規格外と呼ばれるものを出す事が多いです。
曲がり、細め、太め、短め、長め、小キズ、、これらはいわゆる規格外品です。規格とは箱に入る数の取り決めです。
生産者による品質のバラツキを抑える目的、運搬にかかる非効率の低減、お店での陳列の手間、見た目、、こうした理由から規格というものを設け、サプライチェーン全体、そして消費者に同じ便益を提供するという目的で設定されているものだと言えましょう。

次回、直売所に規格外品を出す筆者として、規格外品についての考え方をお伝えしていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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