「人間性尊重型 大家族主義経営 新しい「日本型経営」の夜明け」 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2018/10/2
「日本経営品質賞」、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」、「ホワイト企業大賞」など数多くの経営賞を受賞している徳島のナット製造販売「西精工」の西泰宏さんと天外伺朗さんの共著。
天外伺朗さんの本は昔からよく読んでいました。
自分も家族主義的な経営を今までしてきているつもりなんですが、最近ちょっと行き詰まっていてヒントになればと思って読んでみました。
天外さん担当の章で「人類の進化、社会の進化、企業の進化」という章があるのですが、個人の意識の成長が組織の意識の進化を支えているということを取り上げていて、人間性を高めることが組織を強くするというのはこういう意味で言われてきたのかと初めて納得できる解釈に出会えた気がしました。
続くに西さんの章。改革ってやはりここまで徹底してやらないと伝わらないものなのだなぁと思いました。
沢山の従業員がいる中で取締役で入ってきてその場の雰囲気を変えていくのは時間と手間暇がやっぱりいるんだなと。
僕もお寺と檀信徒さんとの関係の中で考えるといろいろ見直すべき点があるなぁと思いました。
果たして「経営者として自分はどうありたいのか」を考えさせられる本になりました。
そこまでして経営者でありたいのか?お寺と会社という中で自分はどうしたいのか?やはりこの2つを包み込むビジョンを掲げて発信していくのか?
本書にも「創業の精神」があるのですが、僕そこに一度立ち返って何がしたいのかを思い出してみたいと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?