生活を資本化しよう
生活の資本化とは追加投資を極力少なくして、自分の素のままの生活を資本化すること。まさにリスクを最低限にまで抑えることができる資本形成の方法だ。えらてんさんの『しょぼい起業で生きていく』を参考に解説します。
■資本は市民に開放された
1760年にイギリスで端を発した産業革命。ここから資本を元に、労働力を投入する大量生産の時代が始まりました。
それは同時に資本家と労働者の関係、つまり資本主義社会の基本的な関係を作り上げました。その初期にはより安い労働力を求める資本家と、より高い賃金を求める労働者で対立が発生しました。
生産手段を持たない労働者は、資本家の元で替えの効く労働力とならざるを得なかった時代でしょう。
さて、それから260年。資本主義社会はあいも変わらず僕らの世界を席巻しています。ではこの関係性もまったくもって同じなのでしょうか。
それは違うと思います。テクノロジーの発展、特にインターネットやSNSの発達は僕らの価値観を一変させるインパクトを持っています。
■生活の資本化とは?
これまでは労働者が生産手段を持つためには、莫大な投資が必要でした。起業が一か八かの”かけ”だった時代です。
さて、振り返ると今は技術の発展によって自身が生産したものを簡単に商品にすることが出来ます。
物だけではなく、知識や、特技も自身の生産物として、低リスクで販売することができる時代が来たのです。
ここまでお膳立てされた時代では”挑戦しないこと”がもはやリスクといっても過言ではないでしょう。
とっても遅くなってしまいましたが、お題の生活の資本家について説明します。この回の参考図書『しょぼい起業で生きていく』では例え話で説明しています。
家で作った作物を、通っている学校の近くで販売する。
これだけでも分かる人には分かるかと思います。つまりプラスアルファで投資をすることなく、自身の元々の生活で資本を作ること。※しょぼい起業はこういった考え方で、低リスクの起業方法を書いたとっても面白い本なのでぜひ呼んでみて下さい。
そしてこれまで説明してきた、インターネット、SNSを使えば簡単に実現することができると考えています。普段からやっている自分の得意なこと、好きなことを、無料で発信するだけでそれは生活の資本化です。
あなたは自分の生活のどの部分を資本化しますか?
■今回の放送
夢を語る起業家のたくやと、若手アントレプレナーのしゅーにー、映画バカ金融マンのりんさん、20代中盤の3人で音声コンテンツ「天才に打ち勝つ凡人の小噺」をHimalaya、Radiotalkにて配信中。
■今回のおすすめ本
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