CtoCは倍の価値あるんじゃない?

メルカリやヤフオクといったCtoC(Consumer to Consumer)のサービスは、いまや僕らの生活にとても身近な物となった。巷で言われる「ただ安くなる」だけではない、この形態の利点は自分の持つスキルを実績として昇華していくことができること。プラットフォームは整っている。やるならいましかない。

■CtoCビジネスとは

「Consumer to Consumer」。数年前からよく聞く様になった"C to C"の正式名称。

サービスでは、フリマ系といわれるメルカリやフリル。その他ではエアビーやウーバー。透明化された物々交換は、余計な費用上乗せが無いため料金は安くなることが多い。

この前自宅から駅までの道を歩いていると、路肩に荷物を運ぶトラックが停まっていた。丁度配達の途中らしく、積み込まれた配達物が見えたんだけど、メルカリの箱がすっごい多い。もはや国民的アプリなんだねと今更思った。

恥ずかしながら僕がメルカリを始めて使ったのは約半年前。

思っていた100倍位簡単だった。ここで面白かったのは買うのはもちろんだけど、売ることってめちゃくちゃ楽しいってこと。

思えばなんとなく商売を忌避していた気がする。日本人はお金を何故かいやらしいものと考えている節が有るらしい。なんなら僕も少しそんな考えの名残があると思う。

遂に開かれた1億総商人社会。きっとメルカリが当たり前の世代の将来は明るい。資本主義社会の間は。

■利用してみて分かったその可能性

実は最近少し異なった類のサービスを使ってみた。一般人がその手芸技術を用いて作品を販売するものだ。

結果は最高だった。オーダーメイドで作品を作ってもらったのだけど、法人に頼むおそらく半額以下の価格で、しかも細かい要望にも答えてもらった。

購入者側としてはとても満足な取引だった。それだけではない。とてつもなく感謝されたのだ。それは作成してもらった提供側からだった。

「C to C」のビジネスで1番大事なことはなんだろうか。

答えは信頼じゃないかと思う。

売買の歴史は果てしなく昔から存在してきた。等価交換を実施する上で重要なことは取引を行う両者がWin-Winになることであり、様々な工夫がなされて来た結果が現在の紙幣経済だ。

そしてまだ若いCtoCのビジネスは、介在するアプリがあるとは言え、もちろん万能ではない。インターネットで結び付けられた他者同士が、無担保で商談を執り行うのはリスクがある。

そしてもう一つのキーワードが実績だ。

どんな人間であろうと、インターネット上では1人のプレーヤーでしかない。今やクリエイターはその作品で評価されるだけでは足りない。これまでに誠実な対応を行ってきたかどうかが重要なポイントだ。

CtoCを活用するということは、購買者が安く物を手に入れることができるだけではない。提供者の実績を作っているという意味ではお互いにとって、取引それ自体がメリットの有ることだ。

最後にもう一つ。提供者側は、技術だけでなくその誠実さで評価されるということは、その門戸が広がったとも捉えることができる。

あなたの得意を、商品にすることができる世界。恐れずに1億総商人社会に乗り込もう。

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