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「住まなくても出来ることとは?地方の伝統文化への関わり方会議」を開催しました!

長野県天龍村の関係人口である私たちが、さらに関係人口の輪を広げようと企画した"天龍つなぐカレッジ"!
第一弾となるオンラインイベントを12月8日に開催しましたので、その様子をご紹介します!

オンラインイベントのテーマは?

住まなくても出来ることとは?地方の伝統文化への関わり方会議_メインビジュアル

今回のオンラインイベントのテーマは天龍村の「祭り」!
天龍村向方(むかがた)地区で開催される「向方(むかがた)お潔め祭り」への参加をきっかけに、天龍村在住者と関わりを持った都市部在住者3名と、天龍村在住者である「向方(むかがた)お潔め祭り芸能部」の3名に登壇いただき、それぞれの関わり方を紹介しました。

地元の方のお話①

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▲向方お潔め祭り芸能部長 村松久一(きゅういち)さん

向方お潔め祭り芸能部の部長を務める村松久一(きゅういち)さんから、芸能部の立ち上げの経緯についてお話いただきました。

昭和の時代までは向方お潔め祭りには厳しい宮人(みょうど)制度が残っており、地域外からの人を受け入れる体制が出来ておらず、このままでは祭りが途絶えてしまうという危機感から、「芸能部」を立ち上げたとのこと。

この芸能部の立ち上げ以降、地域外の人も祭りの担い手として受け入れるようになったのだそうです。

地元の方のお話②

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▲「火伏の舞」を舞う橋爪貴さん

天龍村向方(むかがた)出身で40歳の橋爪貴さんは「小学生の頃から向方(むかがた)お潔め祭りに参加している」とコメント。
ご自身のお父様や二人のお子さんも、祭りに参加していることを紹介いただきました。

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▲橋爪貴さん(右)と、一緒に舞っているのは息子さん(左)

親子三代で祭りに参加ってスゴイですね!都市部では親から舞を習う…なんて、ちょっと考えにくいです(笑)

都市部から通っている人の話①

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▲祭りに参加する井関さん(写真右から2番目)

 3年前から向方お潔め祭りに通うようになった井関大介さんは神奈川県在住。祭りに関わるようになったきっかけを「祭りを見学して、一目惚れだった」と振り返りました。
祭りの担い手の皆さんを、「踊りを生業にしていない一般の人が、あれだけカッコいい舞を舞えるのは凄いこと」とし、「天龍村の皆さんの様な歳の取り方をしたい。今後も舞を深めていきたい」とコメントしました。

都市部から通っている人の話①

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▲福田一誠さん(写真右) 

もともと東京出身で、天龍村在住経験がある福田一誠さんは、祭り参加のきっかけを「地域コミュニティに参加する中で、自然と祭りにも参加するようになった」とコメント。
祭りがいかに地域にとって生活の一部となっているかが伺えました。また、「新しい人が増えることで、お互いに切磋琢磨出来れば、もっとお祭りが良くなるのでは」と話しました。
更に担い手を増やせるように、天龍つなぐラボとしても活動を頑張っていきたいところです!

「無いものは作る」精神。祭り会場もセルフリノベーション!

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▲自分たちで張り替えた祭り会場の床

イベント後半では、天龍村の有志の皆さんの手によって本年改修された、向方(むかがた)お潔め祭りの会場となる天照皇大神社の様子が紹介され、「どんなに舞っても大丈夫」と、床が補強されたことなどをお話いただきました。
祭り会場の様子を見て、皆びっくり!大工さんも顔負けのクオリティで、DIYの域を超えています。
こんな所からも天龍村の「無いものは作る」という、クリエイティブな暮らしぶりがうかがえる一コマでした。

参加者の反応は?

イベントを視聴した参加者からは「画面ごしにも地元の人と、地域外の人がとても仲が良い雰囲気が伝わって来た」「天龍村に一度足を運んで見たい」などのコメントが寄せられました!
今年はコロナ禍でなかなか天龍村に足を運ぶことが叶いませんが…ぜひ落ち着いたら皆で天龍村に遊びに行きたいです!

まとめ

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天龍村と関わる関係人口の天龍つなぐラボ。コロナ禍でなかなか天龍村に足を運ぶことが出来ませんが、今後もオンラインを活用しながら、天龍村の魅力や、地方と都市部との関わり方を発信し、つながりの輪を広げる活動を続けて行きます!

今回のイベント動画はコチラにアーカイブされていますので、ぜひご覧ください!


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