見出し画像

許せない人を許す方法

みなさんは「サバイバルファミリー」
 
という映画をご存知でしょうか。
 
 
 
 
この映画は、
 
ある日、突然日本中の電気が消失したことにより、
 
電化製品や電子機器を始め、ガスも水道も使えない
 
という状況の中で、ごく普通の平凡な四人一家が
 
生き延びるために奮闘する。
 
という内容です。
 
 
 
  
(めちゃくちゃ面白かったのでまだ観たことない方は
 
是非観てみてください!!)
 
 
 
 
そのストーリーの中で、
 
東京に住んでいる四人一家が、ほぼ自給自足を
 
している奥さんの実家の鹿児島まで自転車と歩きで
 
向かうのですが、
 
 
 
 
道中、野宿をしているときに水を盗られて、
 
それに気付いた長男が取り返すために
 
走って犯人を追いかけます。
 
 
 
 
その追った先で目にしたのは、
 
犯人が赤ちゃんにミルクをあげている姿で、
 
それを見た長男は何も言わずに家族の元へ戻る。
 
 
 
 
というシーンがありました。
 
 
 
 
「人の物を盗る」という行為は、
 
許されることじゃありませんし、
 
 
 
 
盗られた側の立場で考えると、
 
腹が立ちますし、取り返すという行動は必然です。
 
 
 
 
ですが、もし自分の水を盗られて追いかけたら、
 
盗った人が赤ちゃんにミルクをあげていたら、
 
みなさんならどうするでしょうか?
 
 
 
 
自分がその立場だったらと考えると、
 
同じように黙って見逃して立ち去ると思います。
 
 
 
 
そこで赤ちゃんにミルクをあげている姿を見て、
 
なお、「おい!水返せコラァ!!」
 
と言える人は個人的には
 
サイコパスを疑ってしまいますね。笑
 
 
 
 
結局、「人の物を盗る」という行為は
 
許されないが、"相手の事情による"
 
ということなんですね。
 
 
 
 
教祖伝逸話編「39.もっと結構」の中で、
 
 
 
 
ある日、寝室で寝ていると下で音がしている。
 
 
 
 
これは怪しいと思って見に行くと、
 
一人の男が「あっ!」と言って逃げていった。
 
 
 
 
後には大切な品々が包まれた風呂敷が残っていた。
 
泥棒に入られたが何も盗られなかったのである。
 
 
 
 
翌朝、早速おやさまへ、
 
「お陰で、結構でございました。」
 
と、大切な物を盗られなくて助かった旨を
 
お伝えすると、おやさまは、
 
 
 
 
「ほしい人にもろてもろたら、
 
もっと結構やないか。」
 
 
 
 
と、おおせになられ、
 
そのお言葉に深い感銘を受けた。
 
 
 
 
というお逸話があります。
 
 
 
 
もし、その泥棒の家には、
 
寝たきりの母と病気の子どもがいて、
 
奥さんにも先立たられ、
 
切羽詰まってどうしようもなく入ってしまった。
 
 
 
 
という"事情"があったのであれば、
 
少しぐらい盗られても目をつぶろう。
 
と、思えるのではないでしょうか。
 
 
 
 
何か悪いことや嫌なことをされた際には、
 
「相手にどんな事情があってのことだろうか?」
 
という視点で考えてみると、
 
 
 
 
意外と許せることが多いことを
 
学ばせていただきました。
 
 
 
 
どんなことをされても、
 
相手の事情を汲み取って、
 
広い心で受け入れていきたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?