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いま、僕が注目している作曲家やアーティストについて
こんにちは。
作曲家の天休です。
今回は「いま、僕が個人的に注目している作曲家やアーティストについて」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。
ちょっと昨日の動画が濃いお話になってしまったので、今日は雑談のような感じでお話させていただければと思います。
やはり、音楽をするうえで重要なのは、音楽の幅を広げることだと思っています。
たとえ、1っつのジャンルの曲しか書かなかったとしても、新しい刺激を受けることで、新しいアイデアがわくことも多いです。
そんなわけで、今日は僕が最近注目している作曲やアーティストについてご紹介させていただければと思います。
皆さんの音楽の幅を広げる参考にしていただければ幸いです!
それではいってみましょう!
1.ダニエル・ペンバートン
ダニエル・ペンバートンはイギリス出身の映画音楽作曲家です。
2015年映画「スティーブジョブズ」でゴールデングローブ賞・作曲賞を受賞し、脚光を浴びました。
今、かなり波が来ている作曲家の一人だと思います。
なんと言ってもその特徴は、オーガニックサウンドとシンセサウンドの融合です。
一番衝撃を受けたのは、映画「キング・アーサー」のサウンドトラックです。
特にメインテーマは民族楽器とブリティッシュロックとシンセサウンドが融合してめちゃくちゃカッコイイです!!
ダニエル・ペンバートンはドラムやギターの音も特徴的です。
先ほどのキング・アーサーのメインテーマもそうですが、音色にとてもイギリス感があります。
ブリティッシュ・ロックの王様、ビートルズの音色に近いというと分かりやすいでしょうか?
言葉では表現しづらいのですが、暖かみがあって、中音域が太いギターのサウンド、ザラついていて深い音のするドラムサウンドが特徴的です。
これをさらにブラッシュアップして、シンセサウンドや民族楽器と融合させているのがダニエル・ペンバートンの音楽です。
そういう意味では、ジョニー・グリーンウッドと通ずるものがあると思います。
ジョニー・グリーンウッドもイギリス出身で、レディオヘッドという超有名なバンドのメンバーです。
彼も映画音楽をいくつも手掛けています。
僕が一番好きなのは「You Were Never Really Here(邦題:ビューティフル・デイ)」のサウンドトラック。
もう「クスリやってんのか?」と思うほど攻めたサウンド。
8曲目「YWNRH」は現代的な弦楽四重奏が途中で切断されて、ノイズだけになり、その後プリペアドピアノの連打という、常人には作れない音楽です笑
ここまで攻めてしまうと音楽マニアの人にしか刺さりませんが、ダニエル・ペンバートンはよりキャッチ―で親近感のあるサウンドです。
他にも「コードネーム U.N.C.L.E.」や「オーシャンズ8」、「スパイダーマン: スパイダーバース」のサントラもめちゃくちゃかっこいいのでオススメです!!
2.長谷川白紙
次は日本人アーティストのご紹介です。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、長谷川白紙さんです。
長谷川白紙さんは最近で一番「この人、天才だ……!!」と思ったアーティストです。
一番の特徴は、表面張力ギリギリまで音楽をかき乱しつつ、それでいて音楽が成立している抜群のセンスです。
例えば、「o (__*)」という曲。
半音を縫うようなアルペジオとブレイクビーツサウンドと、長谷川白紙さんの気だるくも美しい歌声。
いろんな要素がごちゃ混ぜになって、唯一無二のサウンド感を生みだしています。
無理やりジャンルに当てはめるなら、サイケデリックロックとブレイクビーツを混ぜたもの……でしょうか?
ちなみにこういうサイケデリックロックは今後また流行るんじゃないかと思っています。
なぜなら、最近医療大麻の使用が見直されてきているからです。
コロナによる経済の低迷により、うつ病や不眠症などの現代病がまずます顕著になってきました。
そういった精神疾患に効果があると医療大麻が見直されてきているのです。
しかし、現状いきなり大麻が流行することはないでしょう。
でも、ドラッグのような体験をさせてくれるサイケデリックな音楽なら、またブームが来てもおかしくないと思うのです。
さらに言うと、サイケデリックロックは1960年代後半~1970年代に流行した音楽ジャンルです。
その当時台頭していたのは、ヒッピーという既成社会の伝統や文化などを否定する人々です。
いまコロナによって各国で政府や政治に対する不満が高まってきています。
なので、またヒッピー文化のような現状の価値を否定する流れが高まり、新しい音楽の潮流を生みだすんじゃないかと思うわけです。
サイケデリックなサウンドじゃなかったとしても、コロナによって新しい音楽の潮流が生み出されるのは間違いないと思います。
それがどんなサウンドになるのか、とても楽しみです。
かなり話が脱線してしまいましたが、長谷川白紙さんの音楽は、破滅的でありながら整然としている、面白バランス感の曲ばかりです。
上でご紹介させていただいた曲も収録されている「エアにに」というアルバムがオススメです!
3.GOGO PENGUIN
GOGO PENGUINはイギリスのインストゥルメンタルバンドです。
編成はピアノ、ベース、ドラムという典型的なジャズのピアノトリオなのですが、サウンド感が素晴らしいです!
「Bardo」という曲を聴いてみてください!
この浮遊感のあるジャズサウンドがたまんなくカッコいいです!!
ミニマルミュージックのような浮遊感がありながら、ジャズらしい即興サウンドもあります。
何よりリズムが独特でメチャクチャカッコイイです!
他にも「Protest」のようにロックサウンドに寄った曲もあります。
先ほどの曲と同様、浮遊感があるオシャレなサウンドです。
ジャズなのか、ミニマルミュージックなのか、ロックなのか分からない、様々なジャンルが混ざり合ったサウンド感が、バンドの個性を確立させていますね。
現代的でアーティスティックなサウンドですが、ジャズが苦手な方でも聴きやすいと思いますので、ぜひ聴いてみてください!
2019年に出た「Ocean In A Drop」というアルバムがオススメです!
おわりに
いかがだったでしょうか?
今日は「いま、僕が個人的に注目している作曲家やアーティストについて」というテーマでお話しさせていただきました。
今回ご紹介させていただいたように、いろんなジャンルの音楽を聴くと、自分の中でアイデアが生まれやすいです。
例えば、ロックにジャズの要素を入れたらどうなるだろう?とか、オーケストラにサイケデリックな要素を入れたらどうなるだろう?とかです。
なので、いろんなジャンルの音楽を聴いて、あなただけの音楽性を磨いていってみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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