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【テンポス役員研修】徹底することの大切さ

まるでシャワーのようにテンポスの情報を浴びる

テンポス役員研修に参加して経営を学ぶ第二弾。
テンポスグループでは約100名の社員が「Facebook」「Instagram」「note」「YouTube」等、“SNS”と名の付くあらゆるサイトに”毎日”投稿している。
10月の投稿回数はグループ全社で計9万回!月間9万回もSNS投稿している会社は他にはないはずだ。この取り組みの狙いは、世の人々がまるでシャワーのようにテンポスの情報を浴びてもらうこと。テンポスに関する情報に接する回数が増え、テンポスという会社が認知され、「なんだか知らないがテンポスって、すごい会社なんじゃないか?」と思わせる事ができてしまうところにある。企業規模が小さくてもSNSの露出を増やすことで自社より規模の大きな競合に勝つことができてしまう。
テンポス自ら発信する情報を10倍から100倍、そして1000倍へと発信量を増やしていく「シャワー発信作戦」を展開している。

熱弁をふるう森下社長

露出を増やしただけで効果が出るわけがないだろ

するとなかにはこう考える人がいます「発信の量だけ増やしても効果が出ないんじゃない?こんな内容を発信してもダメなんじゃない?」

それを見越したように森下社長は言います
「露出を増やしただけで効果が出るわけがないだろ」

徹底してやるとはどういうことか?

今は効果を考える時じゃない、とにかくSNSを駆使して「シャワー発信作戦」を徹底してやる癖をつけることが大切なのだと森下社長は言う。なにごとも徹底してやればどうなるのか、テンポスバスターズ埼玉三芳店を例に話してくれた。

「埼玉三芳店は川越店が出来たために、売上が激減した。350坪の店をこのまま閉店するのはもったいない。そこで埼玉三芳店を国内最大の中古製菓・製パン機器の展示場にしようと考えた。するとどうだろう、流石はテンポス。一ヶ月も経たないうちに売り場の半分に中古の製菓・製パンの機械150点が並んだ。あと2ヶ月も経てば店内すべてに製菓・製パンの機械、道具が並ぶだろう。そして一年も経たないうちにテンポス埼玉三芳店は国内最大の中古製菓・製パン販売店になる。それはなぜか?他社がやらない「シャワー発信作戦」を徹底してやるからだ。」

埼玉三芳店を国内最大の中古製菓・製パン機器の展示場にする
続々と製菓・製パンの中古機器が集まってくる

埼玉三芳店を国内最大の中古製菓・製パン販売店にする

「シャワー発信作戦」で埼玉三芳店を国内最大の中古製菓・製パン販売店にするとはどういうことだろうか?森下社長は具体的に話してくれた。

「テンポスには過去20年間に製菓・製パンの機械を購入したお客様が2000件いらっしゃることがわかった。その2000件すべてに電話して「製菓・製パン機器の中古専門店を作ったのですが、どういう品揃え、どういうサービスをすれば業界トップの中古製菓・製パン店になると思いますか?」と聞く。そこで集めたお客様の貴重な情報を参考に、店頭に並べる商品を決め、日本一の製菓・製パン機器の中古専門店を作る」

「次に、関東すべてのパン屋3000軒に「国内最大の中古製菓・製パン専門店ですが、今中古の機械を探しています。お店で買い替えの予定はございますか?当店で買わせていただけませんか?」と売り込みではなく、買わせていただけませんかと3000軒のパン屋すべてに言って見込み客の情報を集める。」

「一方で、日本製パン・製菓機械工業会に入会している会社すべてに「中古があったらウチに売ってくださいませんか?」と電話する。断られたことを理由に途中で電話をやめてはダメなんだ。それで1000件のうち1件でも中古の買取に繋がったらしめたものだ。そのお客様を足がかりに仕事を拡大していくのだ。」

熱い役員研修はまだまだ続く

現在、テンポスの役員は部下たちに「RKT-1(R=連絡する」「K=決定する」「T=頼む」、これらを1分以内に行うこと)」といって、仕事の原則を徹底してやる癖をつけさせている。

そうやって何事にも徹底する癖をつけたあとに、いよいよワクワクする経営戦略を実行に移すのだ。(つづく)

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