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仕事がつまらないと考えた人が通る道。辞めるか、染まるか、それとも変えるか。

社内報10月号 株式会社テンポスフードプレイス

テンポスをつまらないと考えた人の行く道は3つあります。

辞めて、もっと自分に合っていると思う企業に転職するという手もありますが、テンポスにとことん「染まる」か、自分自身 を「変える」という道もあります。

テンポスフードプレイスの水野秀紀さんの場合、自分自身を「変える」道を選びました。 

オレをなめんなよ、と自分で自分に言い聞かせていた

元々僕は野球をやっていたこともあり、とても競争意識が高いです。自分が得意なことや決めたことに対して絶対負けたくないと思うし、勝ち負けにこだわるタイプです。だからドットコム1年目でお客様からの問い合わせと発注業務を担当していた時は上司の森田(佐々木)リーダーを絶対に追い越してやると息巻いていました。結果は森田リーダーには全然敵いませんでしたが。当時は“オレをなめんなよ”と自分で自分に言い聞かせていました。俺はこんなもんじゃないって。

2年目に教育担当になり環境が変わったように感じました。少しずつ自信がついてきたこともあり、パートさんより社員なのだから仕事ができなければいけないんだ、と自分の中で考えていました。しかしながら、経験値が高いパートさんから教わることの方が多いのです。正社員がパートさんに教わる毎日。次第にオレはダメだ、そんなことばかり考えるようになっていきました。実際に辞めたいという話もしました。そんな時、山口リーダーといっしょにCS(顧客満足度)を上げてほしいという話があり、同時に全社を挙げて生産性を上げて行かなければいけないという話もありました。その時は自分の役割や自分の存在価値が分かったような気がしました。

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お前は給料ドロボーだ

周りのパートさんに教えられることもなく、心の中に冷たい風だけが吹く時間が増えていきました。すると次第にオレは何をやっているんだろう、なぜ自分はここにいるんだろう、と考える負の連鎖がはじまり、いつの間にか、毎朝鏡に映る自分に向かって「お前は給料ドロボーだ、給料ドロボーだ」と、言うようになっていました。するとそういう心の状態が次第に身体にも出てきました。まず笑顔が無くなりました。朝礼でも人の話を聞くときもずっと下を向いている状態です。

そんな中、週次の定例ミーティングの時、上司である品川マネージャーと山口リーダーと3人で打ち合わせをしている時に、品川マネージャーが「最近、ずっと元気ないけど大丈夫?」と言ってくれた時も、全然大丈夫じゃなかったのですがその時は「大丈夫です。」としか言えませんでした。そういうことがしばらく続き「ミーティングで僕のことが議題になることは時間の無駄です。そんな話をするなら、ミーティングを止めて下さい。」と、つい言ってしまいました。僕の一言が品川マネージャーの逆鱗にふれてしまい「そんなことを言う人は周りに悪影響、辞めるなら辞めるでいい、他の仕事がしたいなら人事に異動を掛け合います」と本気で叱られたのです。

その一言がきっかけで、僕はハッと我に返ったような気がしました。山口リーダーに「少し頭を冷やしてきます」と言って会社を飛び出しました。それが後に笑い話となった“水野失踪事件”です。

失踪事件の真相

時は昨年の5月。日も伸びて、日が暮れるのも遅くなっていました。携帯も持たず会社を飛び出した僕は、最初は北野神社に行ってただ座ってぼーっと頭を冷やしていました。「どこに異動になるんだろう」「どうせ異動したところでオレなんて使い物にならないだろうな。」その時はテンポスを辞めようではなく、辞めさせられると考えていました。

自分では1時間くらいの感覚だったのですが、実は3時間以上が経っていました。社内では水野くんが帰ってこない、行方不明と大騒ぎになっていたのです。上司や先輩が会社の周りを走り回って探してくれていました。匂坂さんが会社の窓から僕が呑川の横にある公園の隅っこにいるのを発見、実歳さんが自転車で迎えにきてくれて事件は幕を閉じました。

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写真のどこかに水野さんがいます。どこにいるでしょうか?(ヒント:うなだれています)

なぜ、僕はここにいるのか

我に返って気づいたこと、それはすべて自分の思い込みだった、ということです。誰も僕のことを給料ドロボーだなんて考えていませんでした。結果的に失踪したことになりましたが、みんなが僕のことをあんなに親身になって心配してくれている、そしてこんな僕でもテンポスは受け入れてくれている、と感じました。もう少し頑張ってみようと思えました。

しかし、実行したものの、そう簡単に結果が出るわけがありません。お客さまが興味を湧く質問の仕方、お客さまに質問させる話し方、YES、NOで答えさせない話し方、口調、話し方、声のトーンだけで相手の状態を判断できるために心理学を勉強するなど、自分なりに工夫するようになりました。

水野さん

そして今年8月にフードプレイスの新部署であるカスタマーサクセス事業部の話をいただいた時にはもう迷いはありませんでした。これまでの僕は任せられても、応えることができませんでしたが今回こそ「任せられたからにはきっちりやるぞ」と決めました。すると8月のドクターサービス獲得ランキングで全国2位(販売員382名)になることができました。店舗でのサービス獲得上位者の方にも「すごいね!どういう風に案内してるの?」など声をかけていただき、すごく嬉しかったです。もちろん僕一人で獲得したのではありません。皆さんのおかげです。テンポスグループの皆さん、これからもよろしくお願い致します。


テンポスフードプレイスとは

2018年に設立。飲食店のWEB集客支援および飲食店経営支援「ドクターサービス」の新サービスの開発・運営を手掛ける。飲食店経営に無くてはならない存在『飲食業界のGoogle』を目指す。社員の平均年齢は26歳。月間ホームページ作成数700件。「隠れた名店を見つける」がコンセプトのクーポンサイト「一歩目クーポン」サイトを運営。

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デザイン事業部の社員インタビューはコチラ↓↓↓

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