JR千里丘駅すぐのアメリカンなカフェ "Santa caFe HASH" にインタビューしてきました。 【大阪 吹田 カフェ】
大阪のJR千里丘駅の線路沿いにあるアメリカを連想させるカフェ、"Santa caFe HASH"。
夫婦で経営されて、2018年5月に20周年を迎えた当カフェにはどのような思いがあるのでしょうか。オーナーである橋本さんにお話を伺いました。
「Santa caFe HASHができるまで」
ーーカフェを始めたきっかけは何ですか?
家業がコーヒー専門の喫茶店でした。喫茶店を継いでから10年後に改装する話になったので、そのとき僕の好みに変えて今のSanta caFe HASHができました。
昔からアメリカが大好きで、喫茶店を継ぐ前に働いていたジーパン屋さんや古着屋さんも『アメリカが好き』という思いから始めていたので、自分で作るお店もその気持ちを形にしようと決めました。
ひときわ目立つアメリカンテイストな外見のお店の名前の由来は、 "サンタフェ" + "名字の橋本" からきてるそうです。
――内装もアメリカをイメージされたのですか?
はい。イメージはニューメキシコ州にある "サンタフェ" です。そこの建物の雰囲気がすごく好きで、まだ一度も行ったことはないんですけど、いつか行きたいなぁと思っていたらお店のほうが先にできちゃいました。笑
昔から、いいなと思ったものや、おいしそうと思った写真の切り抜きをまとめていて、それを参考に僕の好きなものを集めたお店にしたかったんです。今でもまとめた切り抜きを見返すのですが、昔から好きなものやビビっとくるものは変わってないなぁと思いますね。
改装をするときに何件か業者さんとやりとりをしたのですが、イメージがなかなか伝わらず、最後は友人に紹介してもらった業者さんを通して思い通りの形にたどり着きました。
店内は、オーナーさんが好きなロックや忌野清志郎の音楽が流れる落ち着いた空間です。
「メニューのこだわり」
――食事のメニューが充実している印象を受けたのですが、こだわりやおすすめメニューを教えてください。
コーヒーは喫茶店の頃から続けている伝統的なやり方で、注文が通ってから一つずつ丁寧にいれて提供しています。以前の喫茶店は食事のメニューが少なかったので、HASHでは充実させようと決めていました。
フワフワ、トロトロ、アツアツのオムライス!デミグラスソースとトマトクリームの二種類から選べます。
人気メニューはオムライスです。オープン当初は、ホットドッグや分厚いトーストで挟んだサンドイッチなど、アメリカでよく出されているメニューに力をいれていました。
しかし、売れ行きがなかなか伸びず、定番のオムライスを作ってみようと始めてみれば大ヒットしました。自分が作りたいものとお客さんの反応のバランスを考えながらメニューを考えています。
添加物を使わず、生地から手作りしている自家製パイもイチオシです。こちらはテイクアウトもできるので、お土産として買って帰られるお客さんも多いです。お土産のパイをきっかけにHASHを知り、来店してくださるお客さんもいます。一番人気はパンプキンパイです。
手作り自家製パイは、パンプキンパイ、アップルパイ、チョコパイ、ミートパイなど種類も豊富。コーヒーとの相性も抜群です!
「カフェをやっていてよかったと思うこと」
――2018年5月で20週年を迎えますが、今までで嬉しかった出来事や印象に残っている出来事は何ですか。
嬉しかった出来事はたくさんありますね。特に印象に残っていることは、近くに住んでいてずっと来てくれていた男性のお客さんが、仕事の都合でここ千里丘を離れることになって来店することが難しくなったんですけど、彼が結婚するときに結婚式に呼んでもらえたことです。本当に嬉しかったなぁ。今でも夫婦で年に数回遊びに来てくれます。
好きなことを仕事にするなという言葉がありますが、好きだからこそ頑張れるんだと思います。本当にそのとおりだなと思うときがあります。笑
「これからのSanta caFe HASH」
――これからのSanta caFe HASHはどのような場所にしていきたいですか。
これまで自分がいいなと思った直感を信じてやってきたので、考えることも大切なんですけど、直感重視の姿勢は継続しながら、新メニューやイベントなど色んなことに挑戦していきたいです。ほとんどのアイデアは構想の段階でボツになってしまうので試行錯誤の繰り返しですね。
「ここのお店落ち着くわぁ」という声を聞くとすごく嬉しくなるので、これからも過ごしやすい空間をつくっていきたいです。
――貴重なお話ありがとうございました!
「Santa caFe HASH」
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