2021年期待される、架空のアルバム Part1
2021年に入り3ヶ月が経ちましたが、昨年同様様々なアーティストによって名盤となりうる新譜が出ています。
そこで今回はこれから発売される架空のアルバムの中から、架空の先行シングルや架空のインタビュー等で期待値の高いアルバムをまとめてみました。
Lil Benkei
『Lockdown』
アメリカ、コンプトン出身のラッパーLil Benkeiによる2ndアルバム。前作「Gen Z SAMURAI」では、自分を現代の"SAMURAI"と位置づけてSNSでは模造刀を群衆の中で振り回す等過激なパフォーマンスを広げ悪い意味で知名度を上げてアルバムセールスを伸ばした彼。今作では毎年行なっていた日本旅行(本人は侍の修行と言っている)がコロナウイルスの流行によって断念することになった憎しみを曲にし、作品全体を通して「COVID-19」と社会との戦いをシリアスにラップしている。前作のようなおちゃらけた雰囲気はなく、コロナウイルスでの社会の変化を詩的に表現した内容となっている。
Chav Gentleman
『Chav Gentleman』
マンチェスター出身の4人組バンド、Chav Gentlemanによる1stアルバム。先行シングル「Nice」では四つ打ちのビートに気怠いラップでブルーカラーの悲哀を表現し、その後出された「Why」や「Lost」では各メディアから軒並み高評価を得た彼ら。ボーカルでリーダーのロン・ポリーによると「人が誰しももっている悲しみを作品にした。人種の垣根を超えたアルバム」とのこと。
パンデミックによって発売が延期されていたが、ついに4月に発売される。
Tea Room
『Truth』
イギリス、エセックス出身の女性シンガー ステファン・エバンズによるソロプロジェクトTea Roomのデビューアルバム。YouTubeにアップした『Post Truth』が600万再生を超え、各レーベルが争奪戦を繰り広げた彼女。甘美なメロディーに似合わない粗雑なビートを組み合わせるなど自由な発想な曲が多いが、今作ではそれをさらに広げ「1つとして同じジャンルの曲はない」と公言しておりかなりの意欲作になっているとのこと。
Missile Bomb Gun Tank Soldier
『Hero』
カルフォルニアの3人組お騒がせパンクバンドMissile Bomb Gun Tank Soldierの2ndアルバム。先行シングル「CS:GO」では彼らのルーツであるシューティングゲームからの音声をサンプリングし、銃声で繊細なビートを作るなどやりたい放題の中でも高いビートメイキングを世に見せつけた。今作では前述のようなサンプリング重視の曲が大半を占めているらしく、1st2ndとはまた違った彼らの本気のお遊びが見れそうだ。