学生時代に意識すべきだったこと

今会社に入って、論理的に考えることが苦手だと感じている。

私は自分で言うのもなんだが、小中高と勉強はそこそこできる方であったと思う。
大学でも成績優秀者であった。

しかし、なぜ今こんなに自分に自信を持てないかを考えた時に、学生時代の勉強方法や思考の癖というものがよくなかったと考える。そしてその方法や癖は今もこびりついている。

教科書や経験を暗記してその枠の中で、思考するしかできていなかった。現象からなぜと抽象化する力が足りなかった。

また本質を捉える中で重要な、情報の整理の重要さもわかっていなかった。
実験ノートはぐちゃぐちゃであった。

入社後

専攻分野に関しては自信があったが、専攻分野外だと全くわからない。これはロジカルに考えれないからである。

専攻分野であっても、少し現象の見え方が変わるだけで、理解に時間がかかる。本質を捉えられていないからである。

すぐに現象を理解できたとしても、他人にうまく伝わらない。研究室の中の当たり前のようなものや直感的に理解したものを、ロジカルに理解できていない。ロジカルに説明できない。
また当時は理解していたとしても時間と共に風化していくのである。

やはり本質をロジカルに考えて理解する力がつかずに社会に出てしまったのである。

学生時代にロジカルに考えることの重要性を理解していれば、、、
少しの意識で変わっていたのかもしれない。
過去の自分に伝えるとすればこのとこであろう。

もし、学生のみなさんの中に、
知識や、経験を、もとに思考していると思った人がいれば、是非ロジカルに考える癖をつけて欲しい。
知識や経験を得るなかでもう一歩踏み込んでなぜを追求して欲しい。

暗記が得意であったり、暗記するために努力をしたことはとても素晴らしいことだ。
でもそこにもうひと工夫を入れて欲しい。
なぜと考えることで記憶もより強化されるはずである。

そこそこ勉強ができていた私が社会に出て苦労したことであった。

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