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#5  ~【桃】~

こんばんは、卵かけごはんと申します。
しばらく期間が空いたので、久々の投稿です。
もう、春の日差しですね。

■本日のイチオシ!

【桃】 (バラ科サクラ属/原産地 中国)

本日の雛祭りにちなみました。
花言葉は「私はあなたの虜です」「女性の柔らかさ」「長命」

今回の見出し画像は、2年前に作成した切り絵です。

桃は枝がまっすぐ伸びる特性があり、
元気な感じを引き立ててくれます。
枝に沿って咲く花が可愛らしいですよ。

■桃のお話

桃は中国では霊力のある木と信じられていました。
日本でも、「桃太郎」、そして記紀神話のイザナギ・イザナミ夫婦の話。
出産で亡くなったイザナミを追い、黄泉の国へ行ったイザナギ。

イザナミは、生き返る許可を得て帰るまでの間、
「自分の姿を見ないで待っていてくれ」と
イザナギに伝えます。

しかし、その約束を破ってしまうというのが
神話のお決まりパターン。(「見るなのタブー」。)
そうして、恐ろしい姿になっていたイザナミに追われるイザナギですが、
桃の実を投げつけて元の世界に帰ります。

桃には、悪霊を祓う力があると考えられていたんですね。

桃の節句は元々は不浄を祓うという中国伝来の儀礼が元で、
それが日本の宮中にも取り入れられたそうです。

今も、『呪術廻戦』をはじめとする
霊や祓いをモチーフとしたエンタメが流行っていますが、
日本人はずっとそういう感覚を持ち続けているんでしょうね。


■花言葉「長命」

そういった桃のイメージから、この花言葉が出たんでしょうね。
昔は、大人になれず死ぬ子供が沢山いたため、
節句を迎えられること自体が喜びだったのでしょう。

現代は逆に、「長く生きることが幸せなのか?」というジレンマ
に陥っています。
私自身も未来のことは分からないし、長く生きても孤独死したり
するのかなあと漠然と思ったりします。

私自身は、希死念慮はまだありませんが、
今晩大地震が起きて死んだり、明日道を歩いていて事故で死んだり
といったことも、十分あり得ることです。

そのためにも、毎日やりたいことをやる、楽しむ
という積み重ねをして生きていきたいです。
そうしたら、いつ死んでもいいと開き直れるだろうと思っています。

いつどのように死んでも、死ぬときに楽しいことが思い浮かぶ人生で
ありたいです。

参考)
『晋遊舎ムック 七十二候がまるごとわかる本』晋遊舎、2013
『TJ Mook 四季の花図鑑 心と暮らしに彩りを』宝島社、2016

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