見出し画像

なぜ今、ロボットが注目されているのか?

人手不足とロボット活用

様々な分野で人手不足の問題が認識され、その問題を解決するためにドローンやロボット等、各分野で試験的な動きが始まっています。日本では既に人手不足を訴える企業の割合の方が多く、人手不足感はさらに強まっていくと考えられています。

特に、単純作業や技能が必要な作業の人手不足は深刻ですが、このような労働力不足に対してロボット活用は打開策の一つとして期待されています。

画像1

(出典:中小企業庁 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H30/h30/shoukibodeta/html/b2_1_1_2.html )


人手不足だけでないメリット

ロボットの活用は人手不足への対応という観点だけでなく、作業の高効率化過酷環境・危険作業からの解放、ロボットだからこそ可能な高精度な加工、品質の安定化など、用途に応じてさまざまな効果をもたらします。

また、貴重な人材を付加価値が高くクリエイティブな仕事に注力させることができ、それにより全体として生産性を向上させることができます。


経済的合理性

一方で、ロボットの制御や動作のプログラミングは専門知識が必要であったり、費用の部分も含め導入や運用が難しい課題がありました。しかし、ものづくり補助金といった国からの財政的なサポートや多品種少量生産に適応した柔軟な環境構築、人件費との比較や回収期間の視点での経済合理性が見直されつつあります。


ロボット導入は投資に見合うの?

ロボットシステム一式の費用総額はまだ低くはないものの、ロボット導入による生産性向上の効果を勘案すると、投資にかかった費用は比較的早期に回収できるとするレポートもあります。

労働生産性の向上効果や、生産量増加・品質安定化の効果を踏まえると、3~5年程度で投資回収できるとする事例も存在しています。

画像2

出典:ロボットナビ https://www.robot-digest.com/cost/


ロボット導入について誰に相談すればいいの?

ロボットシステムの構築には、ロボットシステムインテグレータ(ロボットSIer)と呼ばれる、ロボットを取り扱う専門のエンジニアリング企業が存在し、最適なロボットシステムの構想から設計、導入までを幅広く担っています。
ロボットシステムインテグレータは、日本ロボット工業会が提供する「ロボット活用ナビ」(https://www.robo-navi.com/)で検索することができます。詳しくは裏表紙をご確認ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?