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手のひら先生の高麗手指鍼療法 8 二千年以上治療家は進化を考えたことがなかった その3 オーリングテスト2


画像に描かれているのは、脳の進化と人間の進化を表しています。青いのが脳幹で魚の脳と同じです。赤いところが大脳辺縁系と言われ短期記憶で知られている海馬があります。白いところが大脳皮質で人間になって発達したところです。


このブログは鍼で病気を治すにはどうしたら良いか?と考えてきた結果行きついた理論と実践を書いています。

興味のある方はホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」をご覧ください。

2000年以上の歴史を持つ鍼灸ですが、その間ほとんどと言ってて良いほど治療理論の進歩はありませんでした。

日本では鍼灸と言うと腰痛肩こり専門の治療と考えられています。

明治医師法が成立した後、視覚障害者がする仕事として社会的評価が低く見られていました。

最近ではアスリートも取り入れているの鍼が馴染まれてきています。しかし鎮痛や癒しのための療法と思われています。

歴史上では神医と呼ばれる方が時々出現したり、私の先生の金成万先生のように末期がん患者を治せる治した治療家も出現しています。

たった1本の鍼で病気を治す治療家なども耳にします。

しかし私は理解しています。彼らは新しい理論で病気を治しているわけではなく、「気」と言うご自身の持つパワーで治しているのです。

ですからその「気」はほとんど伝えられることがありませんでした。

新しい時代の鍼灸療になるには新しい診断方法も発明されてきました。

その一つが大村恵昭博士の「バイ・ディジタル・オーリングテスト」です。

博士は最初の頃はオーリングテストも、機械のように結果が計測できると工夫されていたようですが、最近はこれも気の世界に属する診断技術と仰っています。

そうとは言え、従来の脈診などが治療家の経験に基ずいてはいるが、一方的な感覚や気の世界で診断された方法でしたが、そこから抜け出せる方法として評価できるものでした。

高麗手指鍼に人類の進化と言う視点をあて、埋もれていた臓器や脳神経のツボを見つけ出しました。

これもオーリングテストがなければ不可能でした。

患者さんの診断にはオーリングテストを使い最初に免疫度を測ります。

免疫度を計測するツボについても大村博士のお蔭です。

そこで簡単に計測できることで治療の方針も即座に判断できるのです。

最初の頃は無意識で免疫度は1点で計測していました。

それが3点になったあと、私の治療理論に進化論が取り込まれました。フェーズⅠ Ⅱ Ⅲ の3段階になります。

フェーズⅢまでが合致していました。

例えば関節リウマチ患者を治療していくと、みるみる変化していくのがフェーズⅡ とⅢの免疫点なのです。

Ⅱ とⅢは鳥の時代や人間の時代に備わった「獲得免疫」と言われるものです。

関節リウマチを根本から治せる薬はありません。

ステロイドや抗リュウマチ薬、最近は生物製剤も出現していますが、根本治療薬ではありません。

関節リウマチの原因は自然免疫の暴走なので獲得免疫と関係することはないのです。

薬によって獲得免疫が異常になってしまっているのでしょう。

治療するとフェーズ Ⅲ とⅡ は瞬く間に正常になります。

最後に残るのがフェーズⅠ の自然免疫と関係する免疫点になります。

このように簡単に免疫度と治療効果が計測できるのが、オーリングテストの強みになります。

しかし気の世界にも属する診断技術なので、治療家が「この患者はここに反応が出るだろうと」と先入観を持った途端診断は誤ってしまうのです。

オーリングテストの醍醐味はオーリングテスト試料を使う時です。

オーリングテストの原理は共鳴現象です。

サブスタンスP とかテロメアとかの資料は、我々が伝統的な治療では決して判断できないものでした。

サブスタンスPは痛みの度合いを計測できる優れものです。

そもそも痛みは個々人によって差が出るものです。

治療後に痛みが軽減しなければ、患者さんは治療が効果があったのか否かを判断できません。

ところがサブスタンスPをオーリングテストで計測すると、患者さん自身も同じ体験をするわけなので納得できます。

この数値がこの程度にまで下がると痛みはこの程度に減りますと言えるのです。

この共鳴現象をキャッチするのが脳神経であることは間違いありません。

機械的に数字で表せればよいのでしょうが、そのように診断できるものは多くはないでしょう。

その場で簡単に計測できるメリットはオーリングテストにあります。

私の先生は野村克也監督が招聘した金成万先生でした。

先生は末期がん治療で有名な方でした。私も将来は末期がんは無理でもがんの治療法をマスターしたいと考えていました。

進行する癌に対抗することはなかなか難しいものでしたが、前立腺がんが骨に転移したステージ4の患者さんを治したことがあります。

また悪性の胃がんの手術後の患者さんは今も元気でいらっしゃいます。

どちらもオーリングテストとテスト試料がなければ、治療ができなかったと思います。

なぜなら毎回免疫度を計測し改善具合を確かめ、試料を使っていま癌の勢いがどの程度にあるのかを計測し、最終的にはがん組織プレパラートを使って確認しました。

鍼灸医学で紀元前から行われてきた脈診や、伝統的な気の診断の延長にある診断方法では、現代医科学で育った人たち全員に納得してもらうことは至難です。

オーリングテストはその意味でも重要な診断方法なのです。

進化と「手のひら先生の高麗手指鍼療法」はこちらをお読みください。

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