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手のひら先生の高麗手指鍼療法 44 東洋医学とは その6 関節リウマチや全身エリトマトーゼス


昨日は関節リウマチ患者さんのお話をいたしました。

関節リウマチの根本原因である、免疫システムの暴走を抑える鍼治療で良くなってきたお話をいたしました。

ただし治療回数が少ないので、自宅で治療をしていただける「サウンド・アキュパンクチャ」も行っていただいています。

これが早く効果を出している原因です。

もうお一人の関節リウマチの患者さんは、試聴を始めてからすぐに足首の関節の痛みが消えました。

本日は1か月前から全身エリトマトーゼスと言われている女性に、聞き心地と効果を聞きました。

何年も膠原病を患っているので、自覚症状としてあちらが痛いこちらが痛いというようなものはありません。しかし肌の状態は良くないのと、手の関節の変形は戻っていません。

聞き始めてから最近は肌の状態が改善してきたそうです。

電話の声は以前より大きくなり澄んできたので、体調の良さが聞こえて取れました。

音でも病気は治せるのです。

これが東洋医学の力なのです。

東洋医学は鍼灸あんま漢方薬だけではない

東洋医学に含まれる治療法には何があるでしょうか?

漢方薬 鍼灸治療 はすぐ上がります。

あんまや指圧は治療家の技術でマッサージと同じものになるか否か、厳格に区別すれば議論は分かれると思います。

あんまは気を使って治すものですから東洋医学です。指圧はあんまから分かれたと考えられますので、気を使う指圧師は東洋医学に属します。

整骨と言う本があるように、今でいう整体が江戸時代にありました。

それがどこまで気を意識したものかが分かりませんが、日本独特のものであるので東洋医学と言えるでしょう。

ただし現代の柔整師や整骨院で行われているものと同じかどうか、知識がないので判断できません。

五行の色体表には五臓と関連ずけて、色彩・味覚・香り・音などが決められています。

これらを治療と結び付けて活用しているものに、加島色彩研究所の色彩治療があります。

味覚については食養とか薬膳料理などで呼ばれていて、病気予防から考えられています。治療をするわけではありません。

音による治療はいままで全くありませんでした。

それは現代のように様々な機器が簡単に手に入れることが出来なかったことも原因ですが、音で臓器や免疫システムさらに脳神経までも調整できる方法を考えることが出来なかったからです。

そのほかに「気功」を加えられるかもしれませんが、歴史上では気功師になる方法が確立してこなかったので、効果があってもそれが治療法として理論化されてきませんでした。

東洋医学には外科がない

東洋医学には外科がありません。

しかし歴史に残っている神がかりの治療を行った神医は、みな外科手術を行っています。

この神医たちを研究されたのが「中国医学の誕生」を著した加納喜光教授でした。

彼らの外科手術の内容は地理的に近いインドの医学ではなく、遠いはずのギリシャ医学の影響を受けているようです。

このことを考えると神医は中国人であったか否か、大いに疑問が湧いてくるのです。

楼蘭と言う国が中国の西の国境にありました。

楼蘭の美女で知られる白人の国でした。

神医は5千キロ以上の距離をやみくもに旅したわけではなく、一つは同じような人種が作った国を目指せる安心感があったのではないでしょうか。

それと患者は庶民ではなく王様や豪族などの権力者やお金持ちでした。

1回の旅行で大金を稼げるわけなので、一攫千金の旅だったはずです。

中国ではなぜか外科は生まれなかったのでした。

東西医学の交流

医療はどこの国にもあり、世界中が今の西洋医学を行っているわけではないようです。

中東ではアラブの医療が、中国では漢方が、アフリカでは原住民の医療が行われていて、うる覚えですが6割は占めるそうです。

現に外科医療は西洋から伝えられたが、漢方薬は西洋には伝わっていなかったようです。

少し前に氷河から見つかったアイスマンと呼ばれるミイラに、鍼のツボに当たる場所に刺青が彫られていて話題になりました。

ヨーロッパにも鍼治療が紀元前五千年前にあったと主張する人もいましたが今は話題にも乗りません。

恐らく鍼治療師が遠征したか、中国まで治療に来たかではなかったのではないでしょうか。

東西の医療の交流は20世紀になってから、活発になってきたのではないでしょうか。

脳と免役の調整は東西医学とも治療できない

脳の解剖やその働きが解明されてきたのは、ごく最近のことです。

免疫の働きとシステムはもう今世紀になってから分かり始めたと言ってもいいでしょう。

さらに病気を治すために、脳も免疫を働かせる手立てはありません。

脳については手術がありますが、機能について良くする方法ではありません。

薬も中々開発されていません。

それだけ複雑な構成になっているからです。

免疫のシステムはまだ解明が始まったばかりで、治療まではまったく出来ていません。

日本発の治療法

伝統的な鍼治療は脳も免疫疾患とも対処は出来ません。

日本発の山元式新頭針療法は完全ではないが、脳の障害には効果が出せる治療法です。

同じような頭皮に刺す中国の鍼もありますが、気を使わないと効果が出ないので脳の治療に効果があるかは判断できません。

免疫システムをターゲットにして、免疫を上げたり異常状態を抑制したりできる方法は、実は既存の鍼治療ではできません。

経絡治療の鍼をすれば三割程度免疫度は上がると言われていますが、落語を聞いて笑ってもその程度は上がるようです。

手前味噌で元は韓国生まれの鍼高麗手指鍼ですが、自身で研究の結果免疫を格段に上げる方法を考えました。

また一つ鍼治療が進化出来たかなと思う次第です。

まとめ

1、埋もれている東洋医学の知恵
2、ヨーロッパとアジアは近かった
3、インドよりヨーロッパと中国の距離感
4、脳神経とと免役システムは近年からの課題
5、免疫調整はにほんから

 


私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

最後まで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。感謝です!!

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。