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特集: Focus on the Forehand! 〜フォアハンドの攻守〜

今日の特集は、フォアハンドの攻守。よくある間違いに着目しながら、プロのプレーと比較し、解説しよう。

フォアハンドを使った攻撃

攻撃の際のフォアハンドでよくあるミスをリストしてみよう。

  • 体勢が整っていないのにスイング開始 (e.g. 猫背、または、のけぞっている) 。

  • 打点が低すぎるが故に、ショットがコートに収まらない。

  • テンポが遅いため、球を引きつけすぎ = アウトボール。

Andy Murray

つまり、攻撃的フォアを打つ時のポイントは、、、

  • 球から体を逃がさない + のめり込まない = 頭を固定させるイメージ。

  • 打つ角度を広げるため、出来るだけ高い打点で。でも、高すぎても力が入らないので、 イメージは腰〜鼻の高さ。

  • 攻撃的ショットのイメージとしては『普段より早いテンポで + 少しフラットめで。』

Stan Wawrinka

これらができている人は、もう一ランク高いアドバイスを2つ →

  • 球に回転がかかりすぎて、フラットのショットが打てない場合は、「Hit sideways on」を意識するように。フェデラーのようにボールを横で捉えて、スピンを抑える。

  • ラケットをボールの高さに合わせ、コンパクトなスウィングから、ベレッティーニやバブリンカのように打点から打ち切る。

フォアハンドを使った守備

ディフェンス時に重要なのは、ライジングで打つのか、下がって打つのかという判断を瞬時に行うということ。

また、相手のいいショットでコートから追い出された時は、「ニュートラルに戻さないと!」と、一発で形成を変えようとしてはいけない。

重要なMind Set としては『とにかく深く返して、じっくり立て直しを図り、チャンスを伺う。』

つまりは、勝機を高めるには『攻守のメリハリ』が重要になってくる。

Novak Djokovic

守備: フラットで返す場合

手首をできるだけ固定させて、ボレーのようなイメージで、ショットを深い位置にコントロール。

守備: トップスピンで返す場合

守備の場合で使うトップスピンは、腕で打たないのが基本だ。

極力手首でラケットを加速させ縦ストリングを意識することで、球速が落ちにくく少ない動きでトップスピンがかけられる。

下記の動画では、我らがカルロス・アルカラス選手のフォアハンド守備が見てとれる。

ポイント序盤では、トップスピンの効いたショットをできるだけ深くにプレイスメントし、相手に主導権を握らせないプレーが光る。ポイント後半では、バックハンドのフラットを中心にニュートラルな状態に。

そして、相手のショットが短くなったところで、コンパクトで鋭いバックハンドクロスで仕留めた。二、三歩ベースラインの中に入り普段より早いテンポで + 少しフラットめで」打った事で、相手が追いつけないウィナーとなったのだ。

最後に

本日は『特集: Focus on the Forehand! 〜フォアハンドの攻守〜』について解説しました。

Stay Tuned!

見出し画像出典: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/24/Sydney_International_Tennis_ATP_250_%2831974234737%29.jpg 

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