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8.ポーチのコースとポジショニング - テニスダブルス雁行陣の戦術と戦略

前回はクロスのラリーからポーチに出るタイミングとポジショニングの基本をお話ししました。

今回はどこにポーチを打つか、そしてどこにポジショニングするかをお話します。 できる限り、ポーチは一発で決めたいものです。なぜならばポーチは自らの良いポジションを崩してボレーしにいくため、もし相手に返球されてしまうとピンチになりかねないからです。レシーブ側の前衛のポジショニングは既にお話しましたが、もし、相手がこのようなポジションをとっていなければポーチで決められるコースは多くなります。
図8-1であなたがサーバー側の前衛(2)だとします。
相手の位置によって、ポーチのコースなどを変えていますか???

相手前衛がネット際にたっている場合のポーチ

相手の前衛が(4)の位置に立っていれば、ポーチに反応するのは難しくなりますので前衛の正面にポーチすれば決まる可能性が高いでしょう(Cの方向)。

相手前衛がサービスライン付近にたっている場合のポーチ

相手の前衛が(5)の位置であれば、Cの方向では反応されて取られてしまう可能性があります。相手の前衛が(4)の位置でも(5)の位置でもBのコースはオープンスペースとして決まる可能性が高いコースです。また、相手の後衛(3)がセンターに戻る逆をついてAの方向で決まることもあります。

相手前衛がサービスライン中央(Tマーク)付近にたっている場合のポーチ

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