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⭐アメリカのスクールライフ♯14;学年末のアワードセレモニー

Hello, How are you?
アメリカの学校では、学年末は5月です。学年末のテストが終わり実際の夏休みが始まる前は、色々なイベントでもりあがり、一年で一番リラックスモード、お楽しみが沢山ある時期です。そのイベントの中の1つ、保護者を招いて開かれる学年末の表彰式をご紹介してみますね。
学校によって多少違いはあると思いますが、各学校でそれぞれにアワードセレモニーの式典は開催されていると思います。1年間頑張った事に対して、みんなの前で表彰してメダルや表彰状をもらうイベントです。日本であるような、外部の賞へ応募して受賞した人を発表するのではなく、学校があらゆる賞を発行します。つまり普段の学校生活で頑張っているところを全校生徒や保護者の前で発表しアワードをもらえるチャンスです。
例えば・・・
・成績の平均が学年でトップ3位だった賞
・体育の時間のマラソンで一番沢山走れた賞
・無遅刻無欠席を頑張った賞
・全部の成績がA(90%)だった賞
・日常の学校生活の態度がよく模範的だった賞
・パーフェクトアテンダンス(無欠席)の賞・・・などなど、
普段の学校生活で特別大きく目立たないけれどもコツコツがんばっているような事にも贈られます。これらの賞を各学年ごとに1人ずつ名前が呼ばれ、舞台上にあがって、校長先生からメダルや賞状が手渡されます。保護者には、メールでお子さんが受賞するのでぜひアワードに参加してくださいと連絡がきます。当日は、白シャツの制服やちょっとドレスアップした私服で授賞式にでかけ、ちょっとしたセレモニーの雰囲気です。

1年間の努力が認められ、みんなの前で拍手喝采を浴び、メダルを首からかけられたらちょっと誇らしげになりませんか?人並外れた、スキルや、特別な外部のコンテストに応募するような事はなくても、きちんと毎日がんばって積み重ねていれば、誰かが見てくれていて、それだけで十分スゴイことなんだよーって、教えてくれている気がしました。
成績がよいとか、無欠席とか、日本では一見、地味であたりまえにみえるような?ことも取り上げて、フラッシュライトを浴びるなんて国の違いを感じます。外部に積極的に応募するとかでなくても、学校が先生が、すぐ近くにいる誰かが賞をあげ、ちょっと尊敬される瞬間をつくることってできるんですよね。学校全体のアワードセレモニー以外にもクラスごとの賞もあって、みんなを良く助けた賞とか、◎◎が上手かった賞など、先生のお手伝いをよくした賞などなど・・・・多種多様、担任の先生は、子供達全員になにか賞状を渡していたと思います。そして、クラスの中で、一人一人が自分の個性のままで認められている安心感も生まれると感じました。

日本でも最近は自己肯定感のあげ方について論じられることが多くなり、認められるチャンスも増えていると思いますが、私が子供の頃は、表彰されるのは、一握りの何か特別な人だけというイメージでした。 アメリカのスクールライフでは、賞をもらったり、尊敬されたりするチャンスがゴロゴロ転がっていました。天才児でもなく、模範的な超マジメでもなく、特別なスキルもなく、スクスク普通・・・に育った子虎、子猿もアメリカで頂いた賞の数を数えたらスゴイ数になります。
スクールライフ以外の賞についても、いつかご紹介しましょうね~。

帰国後も、二人の部屋には、アメリカ時代に頂いた沢山のメダルが大切に飾られています。一つ一つに思い出があり、それぞれに重みと歴史を感じます。こうやってアワードで頂いた賞に支えられ、自己肯定感も成長したのか・・・子虎は、アメリカにいた頃 ”I am awesome”と自分でよく言っていました。今、日本で2人とも本当に色々と大変ですが、過去の勲章がそっと背中を押してくれるのかなー?
あの時がんばれた、あの時認められた、・・・・I can do it. まさに、君ならデキルです☆

東京は、とても暑い日が続いています。こんな暑い日に、今日も普通に仕事して達成した事、学校で1日がんばって出席したこと、家族のために掃除やお料理をこなした事、ご自分の未来の為に1歩足を踏み出した事・・・、お一人お一人の日常のガンバリにメダルを差し上げたいと思います。
お忙しい中、今日もお立ちより頂きありがとうございます。何かアメリカのスクールライフを感じていただけたら嬉しいです。皆様お一人お一人との出会いに心より感謝!

You are so great! Have a great day!

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