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🌟15 アメリカスクールライフ;ハグの文化編

Hello, How are you?
今日は、少し変わった視点からアメリカと日本のスクールライフの違いをご紹介します。アメリカのハグのカルチャーについてです。

2人の息子、子虎、子猿ともに初めて参加した社会、プレスクールからアメリカの学校でした。私たちが暮らした南部テネシー州、テキサス州の地域ではハグの風習がありました。友人から聞いた話だと、北部で育った人たちは、アメリカ人同士でもハグやキスをするというのは風習にはないそうです。本当にアメリカ人という言葉では、くくれない幅広さがあると思います。

子供達が通った幼稚園、学校では、先生からは、毎日、さらになにかあるごとにご褒美にも?ハグを頂く習慣がありました。子供達は、先生、ママ、パパとは当然、学校でも好きな友達とは何かあるたびに当たり前にハグをしていました。学校に送り出す時に、幼稚園の入り口で親子でハグしたり。
I love you. Have a good day.と毎日口にだして伝えます。
愛情をきちんと行動で表すのが日常でした。いろんな国籍いろんな考えの方が共存している社会なので、言わなくても通じる・・・ということはありません。聞きたい事は、手をあげ声にだし、言いたい事も本気で伝えるが基本でした。

そうやって2歳から3年間プレスクールで育った子猿が、年長の時、一端本帰国しました。1歳からアメリカで育った次男がはじめて日本人の友人だけの幼稚園に通うこととなりました。猿のキャラクターそのもので、人懐っこく社交的な性格でわりとすぐに仲良しのお友達を見つけることができました。その後、幼稚園で遊んでいるときに、何の迷いもなく仲良しの友達(男の子です)にハグをしたら・・・友達も周りにもビックリされて凍りついてしまったらしいのです。

友達がとても大切で人一倍、気もつかう性格なので、相当なショックをうけ
『ママ、日本ではハグしないの?僕ももう二度とハグしない・・・』と言ってました。その後しばらくして、当人のお母さんと話す機会があったのですが、『息子が子猿くんにハグされてびっくりしてましたよ』と聞きました。
お母さまは、微笑ましく感じてらっしゃいましたが、子猿本人には、とても大ごとで5歳の子猿が、逆カルチャーショックをはじめて体験した出来事でした。
日本とアメリカが違う風習があるんだと気づいた瞬間だったと思います。
そんな小さな体験が日々色々ありますから、中学生になった今も常に日本人の感じ方を察することに神経を張り巡らせて生きている気がします。

2年生で再びアメリカに戻ったのでテキサス州では、またハグあり生活に戻り~おそらく子猿の人生では、何百回、何千回と先生にも友達にもハグされて育ってきたと思います。友達の家に遊びにいくと、友人のお母さんたちにもハグを頂いたり、大好きなのよーと伝えて頂きます。車で毎朝学校に送っていくと中高生の男の子でも降りる前に『love you ,Mom』といってハグして別れる姿が一般的でした。

今日も何かアメリカの学校の雰囲気感じて頂けましたか?いろんな言語がまじりあってる社会では、身体で表現?ハグをすることで安心を与えたり安心をもらったり・・・いろんな意味が含まれていると感じました。
大人でも挨拶がわりに、家を訪問してきた友人に玄関先でハグされると、ぎゅっと心が近くなり会話もスムーズにスタートする気がします。
日本社会で突然ハグする風習を取り入れるのは考えにくいのですが、せめてI love you の気持ちだけは、先生と子供達もわかりやすく伝えあえればいいなーと思いますね。
愛情を伝えあって安心感や信頼感を高められれは、勉強も躾も聞く耳をもてさらに学びもスムーズになるかもしれませんよね。

お忙しい毎日の中、立ち寄って読んで頂きありがとうございます。
皆様との出会いに感謝!

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