見出し画像

形になってきたタイニーハウス

八丈島に来るたびに、一人でコツコツと作り上げていたタイニーハウスがやっと形になりました。このタイニーハウスは廃材と建築余材とデットストックを使用したもので材料費は約8万円ほどとなります。
基本的には島で発生した材料を島で消費する地産地消のサーキュラーエコノミーが
コンセプトとなります。
発想のきっかけは八丈島の空家問題と移住者を受け入れる物件の少なさからなのですが八丈島だけでなくこの空家問題は東京都だけでも82万戸、住宅ストック数1.13倍と恐ろしい数値で、これが地方となると問題はもっと深刻化されます。
空家オーナーは「知らん奴には貸したくない」「手放す(売る)と周りの反応が気になる」とかでとにかく賃貸も売却にも積極的ではありません。
一方、移住者側は「賃貸物件の選択肢が少なすぎる」とか「住めるようにリフォームするには金額がいくらかかるか分からない」等の不安があります。
だったらこのタイニーハウスをシャーシーに乗せて「土地だけ貸してくださ〜い」
「気が変わったらいつでも移動しますので」とかのノリでいけちゃうんじゃないのかと思いスタートした実証実験でした。
固定資産税もかかりませんし不動産所得税もかかりません。
自走できないので車両税もかかりません。
ただ離島というディスアドバンテージがあり、当然八丈島に陸運局はないので本土でシャーシーの仮車検をとって船で輸送するとものすごいコストがかかります。
仮に地産地消でも往復輸送コストがかかるという負のスパイラル状態となります。

広さ約4畳ほど 連結にすればリビング、ダイニング、バストイレ、寝室の構成も可能

なので、今はAIを使った空家売却や賃貸価格査定とか、Matterportを使った360度リノベーション(Befor&After)シュミレーションとかの実証実験も並行して行なっております。

matterportをベースとしたリノベーション後のイメージCG


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?